ショーン・マークス

ショーン・マークス：ニュージーランド初のNBAプレイヤー、そしてブルックリン・ネッツGMへ

ショーン・アンドリュー・マークス（Sean Andrew Marks, 1975年8月23日 - ）は、ニュージーランドのオークランド出身の元プロバスケットボール選手であり、現在はNBAのブルックリン・ネッツでゼネラルマネージャー（GM）を務めています。選手時代のポジションはパワーフォワード、センター。208cmの身長と114kgの体重を生かしたプレイスタイルで、ニュージーランド人として初めてNBAの舞台に立ちました。

プロ入りまでの道のり

オークランドで高校時代を過ごした後、1995年にアメリカ合衆国のカリフォルニア大学バークレー校に進学し、政治学を専攻。4年間在籍した後、1998年のNBAドラフトでニューヨーク・ニックスから全体44位で指名を受けました。その後、トロント・ラプターズにトレードされ、プロキャリアをスタートさせました。

また、ニュージーランド代表としても活躍し、2000年のシドニーオリンピック、2002年のバスケットボール世界選手権、2004年のアテネオリンピックに出場するなど、国際舞台でもその実力を発揮しました。

NBAでのキャリア

ラプターズで2シーズンを過ごした後、2000年のオフに解雇。2000-01シーズンはポーランドリーグのスラスク・ヴロツワフと契約しました。シーズン中にシアトル・スーパーソニックスと契約するも、出場機会を得られず再びポーランドへ戻ることに。

2001-02シーズンはマイアミ・ヒートと契約し、21試合に出場。初先発も経験しました。2003年9月にはサンアントニオ・スパーズと契約しますが、左膝蓋骨腱炎の治療のため、このシーズンは全休。しかし、スパーズ在籍中の2005年にはNBAチャンピオンリングを獲得しています。

2005-06シーズンには、2006年2月8日の試合でキャリアハイとなる16得点を記録しました。

その後、2006年から2008年はフェニックス・サンズ、2008年から2010年はニューオーリンズ・ホーネッツに所属。2010-2011シーズンはポートランド・トレイルブレイザーズでプレイし、現役を引退しました。

NBAでのキャリアは長く、様々なチームを渡り歩きましたが、1シーズンの出場試合数の最高は25試合。主にベンチからチームを支える役割を担いました。

指導者、そしてGMへ

現役引退後、2012年にサンアントニオ・スパーズのバスケットボールオペレーションズディレクターおよびDリーグ（現Gリーグ）のオースティン・トロスのGMに就任。2013年にはアシスタントコーチとしてチームを支え、2014年のNBA優勝に貢献しました。その後、アシスタントGMに昇進。

2016年2月18日、ブルックリン・ネッツのGMに就任。再建を託され、チームの改革に取り組んでいます。GMとしての手腕が注目されています。

人物

二児の父親であり、家族を大切にする一面も持ち合わせています。

ショーン・マークスは、選手としてだけでなく、指導者、そしてGMとして、バスケットボール界に貢献し続けています。彼の今後の活躍から目が離せません。

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