シライ電子工業

シライ電子工業株式会社

シライ電子工業株式会社は、滋賀県野洲市に本社を持つ電子部品の製造メーカーです。この企業は、1966年に白井製作所として個人創業されました。1970年1月9日に法人化し、シライ電子工業株式会社へと改称しました。以来、プリント配線板の製造を中心に事業を発展させてきました。

企業の沿革

1966年11月1日に創業されたシライ電子工業は、当初300万円という資本金でスタートしました。1971年には新本社工場が完成し、1976年には滋賀工場が完成しました。1980年には全自動印刷機を導入し、ここから一貫生産ラインの体制を整えました。

1985年には資本金を7,000万円に増額し、本社を京都市に移転しました。この頃に多層配線板の生産ラインも整備され、1989年には2回にわたりさらなる資本金の増資を行い、1億6,600万円に達しました。

1994年には香港に白井電子（香港）有限公司を設立し、これを起点に海外展開を強化しました。さらに、広東省やタイ、メキシコなどにも事業所を設立し、国際的なプレゼンスを高めました。1996年にはISO9001を取得し、日本国内外での品質管理にも力を入れています。

資本金の変遷

新たな展開を続ける中で、資本金の増資は数回実施されましたが、2021年には大幅な減資決議が行われました。具体的には、取締役会にて資本金を9,000万円に減額することが発表され、株主総会での決議を経て、同年6月30日には減資が実施されました。これにより減少した資本金は、その他資本剰余金へと振り替えられています。

事業所と拠点

国内では滋賀本社を中心に、京都本社や各地に営業所を展開しています。工場は滋賀県内に3つ（冨波、守山、三上）の拠点があります。さらに、関東、中部、九州などに営業所を持ち、全国的に顧客対応を可能にしています。

海外事業所には、香港の白井電子科技（香港）有限公司をはじめ、珠海、上海、深セン、タイ、メキシコに及ぶ多くの関連会社が存在し、グローバルなネットワークを展開しています。直近の展開では、メキシコのグアナファト州に子会社を設立しています。

事業の未来

シライ電子工業は、電子部品産業における新しいテクノロジーの導入に積極的であり、さらなる生産性向上と品質向上に向けた取り組みを進めています。今後も、国内外の需要に応えるための製造体制の強化を図り、顧客のニーズに即応する体制を整備していくことが期待されています。

このようにシライ電子工業株式会社は、長年の歴史を背景に、今もなお成長を続ける企業として位置づけられています。

もう一度検索