シンフォニック・ライヴ

『シンフォニック・ライヴ』（Symphonic Live）は、プログレッシブ・ロックバンド、イエスが2002年に発表したライブアルバム、および同名のライブビデオです。2001年のスタジオアルバム『マグニフィケイション』発表後に行われたシンフォニック・ツアーから、アムステルダムでのライブを収録しています。

概要

『マグニフィケイション』のレコーディングで実際のオーケストラを起用したイエスは、このツアーでもユーロピアン・フェスティバル・オーケストラ（指揮：ウィルヘルム・カイテル）を帯同しました。当初キーボードはリック・ウェイクマンが担当する予定でしたが、スケジュールの都合によりトム・ブリスリンが代役を務めました。

批評

ポップ・マターズのアラン・ランタは本作に対し、「衰えが見え始めていた時期のライブであり、セットリストは堅実だが、新世代のファンを獲得するには至らないだろう」と、中間的な評価を与えました。一方、オールミュージックのブレット・アダムスは3つ星半の評価を与え、「時間はかかるが、最終的にはグルーヴに乗ってしまう。イエスとオーケストラの見事な音楽的展開は圧巻だ」と評しました。ギタリストのスティーブ・ハウは、バンドの演奏が非常に優れている点に触れ、本ライブビデオを「おそらくイエスの中で最高のDVD」と評価しています。

収録曲

DVD

DVDに収録されている内容は詳細不明。

CD（1枚組）

CD1枚に収録されている内容は詳細不明。

CD（2枚組）

ディスク1

1. 『オーヴァーチュア』
2. 『危機』
3. 『遥かなる想い出』
4. 『ドント・ゴー』
5. 『イン・ザ・プレゼンス・オブ』
6. 『錯乱の扉』
7. 『スティーヴ・ハウ ギターソロ』

ディスク2

1. 『スターシップ・トゥルーパー』
2. 『マグニフィケイション』
3. 『同志』
4. 『儀式』
5. 『アイヴ・シーン・オール・グッド・ピープル』
6. 『ロンリー・ハート』
7. 『ラウンドアバウト』

クレジット

イエス

ジョン・アンダーソン - ボーカル、アコースティック・ギター、パーカッション
スティーヴ・ハウ - ギター、ラップスティールギター、バッキング・ボーカル
クリス・スクワイア - ベース・ギター、バッキング・ボーカル、ハーモニカ、パーカッション
アラン・ホワイト - ドラム、バッキング・ボーカル、キーボード

参加ミュージシャン

トム・ブリスリン - キーボード、バッキング・ボーカル、パーカッション
ユーロピアン・フェスティバル・オーケストラ
ウィリアム・カイテル - 指揮者

制作

ペリー・ジョセフ - プロデューサー
オーブリー・パウエル - ディレクター（ライブ）
ボブ・チェスカ - カバーアート、パッケージデザイン
ジェフ・ケンピン - エグゼクティブ・プロデューサー
テリー・シャンド - エグゼクティブ・プロデューサー
ジョーダン・バーリアント - 副エグゼクティブ・プロデューサー
ジョン・ゲイドン - エグゼクティブ・プロデューサー

認定

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