シン・ユリ

シン・ユリ：韓国からRIZINへ、そして新たな挑戦へ

シン・ユリ選手は、韓国出身の総合格闘家です。軍への道を志し格闘技を始めましたが、総合格闘技の魅力に惹かれプロの道を歩むことを決意しました。2017年のプロデビュー以降、韓国だけでなく日本でも試合を行い経験を積みました。

2021年、ROAD FC女子アトム級タイトルマッチで勝利し、王者に輝きます。しかし、その後は対戦相手が限られ、経済的な理由から引退も考えました。そんな中、シン・ユリ選手にとって憧れの舞台であるRIZINからオファーを受け、引退を撤回し、新たな挑戦をスタートさせます。

ROAD FCでの活躍と苦悩

当初は軍隊での勤務を目指して格闘技を始めたシン・ユリ選手ですが、総合格闘技の面白さに魅了され、プロの格闘家への転身を決めました。アマチュア大会を経て2017年にプロデビュー。韓国だけでなく、日本のGRACHANやWARDOGといった団体にも参戦し、着実に経験を積んでいきます。

2021年9月、ROAD FC 59でパク・ジョンウン選手とのタイトルマッチに勝利し、第2代ROAD FC女子アトム級王者に。しかし、ROAD FCでは女子アトム級の選手層が薄く、パク・ジョンウン選手との対戦が繰り返しオファーされる状況に陥りました。この状況に限界を感じ、選手として成長するため、そしてより多くの挑戦を続けるために、ROAD FCとの契約を円満に解除し、王座を返上する決断をしました。

王者になっても経済的な苦労は続き、引退も視野に入れた時期もありました。しかし、シン・ユリ選手にとって「出場を夢見ていた団体」「死ぬまでに一度は立ちたい舞台」であったRIZINからのオファーが、彼女に新たな希望を与えました。

RIZINでの挑戦

2023年12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催されたRIZIN.45でRIZIN参戦が発表されると、瞬く間にSNSで話題となり、フォロワー数も飛躍的に増加しました。YouTubeチャンネルの登録者数も増加し、日本の格闘技ファンに大きな注目を集めました。

2024年3月23日、RIZIN LANDMARK 9でSBフライ級王者のRENA選手と対戦。接戦の末、判定で敗北を喫しました。しかし、その敗戦はシン・ユリ選手の知名度をさらに高める結果となり、母国韓国でも注目を集めるようになりました。Netflix番組への出演やNIKEの広告モデルへの起用など、新たな仕事も舞い込むようになりました。

2024年11月17日には、RIZIN LANDMARK 10で初代・第3代RIZIN女子スーパーアトム級王者の浜崎朱加選手との対戦が予定されています。

シン・ユリ選手の人物像

憧れの選手はヴァンダレイ・シウバ選手。RIZIN参戦発表時の挨拶では日本語を交え、日本のファンに好印象を与えました。格闘家としての高い実力に加え、その明るさと誠実さも、多くの人々を魅了する彼女の大きな魅力です。

シン・ユリ選手の今後の活躍から目が離せません。韓国を代表する格闘家として、そしてRIZINのリングで世界の強豪と戦う姿に、多くのファンが期待を寄せています。ROAD FCでの経験、そしてRIZINでの新たな挑戦を通して、シン・ユリ選手はさらに成長を続け、世界的なトップファイターへと羽ばたいていくことでしょう。

もう一度検索