ジェイコブ・ラッツ

ジェイコブ・ユージーン・ラッツ

ジェイコブ・ユージーン・ラッツ（Jacob Eugene Latz）は、1996年4月8日生まれのアメリカ合衆国イリノイ州リーモント出身のプロ野球選手です。彼はテキサス・レンジャーズに所属する左投げの投手で、右打ちのバッターとしても活躍しています。プロ入りから2023年までは「ジェイク・ラッツ」という名義で知られていました。

経歴

ラッツは、2014年のMLBドラフトでトロント・ブルージェイズから11巡目（全体324位）で指名されましたが、その際は契約を結ばず、ルイジアナ州立大学に進学します。その後、ケント州立大学へ転校し、2017年にMLBドラフトでテキサス・レンジャーズから5巡目（全体164位）で指名を受け、プロの世界に飛び込みました。

プロ入り後、彼は傘下のルーキー級アリゾナリーグ・レンジャーズでデビューし、2試合に登板して0勝1敗、6.75の防御率と5奪三振を記録しました。次のシーズンである2018年には、A-級スポケーン・インディアンスでのプレーで、13試合の先発登板を果たし、6勝2敗、防御率3.93、67奪三振という成績を残しました。

2019年にはA+級ダウンイースト・ウッドダックスとヒッコリー・クロウダッズでプレーし、合計13試合の先発登板を経て7勝1敗、防御率1.62、74奪三振を記録します。2020年はCOVID-19の影響でマイナーリーグの試合が中止され、ラッツは独立リーグのシュガーランド・スキーターズでプレーした結果、6試合に登板し2勝1敗、防御率4.35となります。

2021年、彼はAA級フリスコ・ラフライダーズでマイナーリーグシーズンをスタートさせ、その後AAA級ラウンドロック・エクスプレスでの経験を経て、7月25日にメジャー契約を結び、アクティブ・ロースターに登録されます。初めてのメジャー登板は同日のクリーブランド・インディアンス戦で、4.2回を投げて3失点を喫し、敗戦投手となりました。その後はタブルAとトリプルAでの成績を残しつつも、再度メジャーに昇格することはありませんでした。

2022年にはAAA級ラウンドロックでプレーし、19試合の登板を果たし5勝5敗、防御率5.77という成績を収めています。2023年にはAAA級ラウンドロックで46試合に登板し、1勝4敗と7セーブ、防御率4.10でした。特に重要なのは、9月16日にメジャー契約を結び、再びアクティブ・ロースターに入ったことです。この年、メジャーでの登板は3試合で防御率は0.00、5奪三振という素晴らしい成績を記録しました。

詳細情報

昨年のシーズン終了時におけるラッツの背番号は、2021年時点で73、2023年以降は67となっています。彼のキャリアは、順調に進んでいるように見え、多くのファンから期待されています。今後の活躍にも注目です。

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