ジェイプロジェクト硬式野球部

ジェイプロジェクト硬式野球部について

ジェイプロジェクト硬式野球部は、愛知県名古屋市を本拠地とする社会人野球チームで、正式には日本野球連盟に加盟しています。運営は、名古屋市を中心に飲食業を展開しているジェイプロジェクト（現在の名称はジェイグループホールディングス）によって行われています。このチームは、社業の都合から、午前中に練習を行い、午後には各店舗で勤務するというスタイルを採用しています。

設立の経緯

2009年に創部されたジェイプロジェクト硬式野球部は、同年の3月に日本野球連盟に登録され、企業チームとして活動を開始しました。初代監督には元プロ野球選手の辻本弘樹が選ばれ、彼はウェルネス魚沼やセガサミーなどでの指導経験を持っています。チームは新卒選手を中心に編成され、移籍選手は含まれていません。スタートの年である2009年は、チーム体制を整えるために公式戦への参加は見送られましたが、秋には日本選手権の東海地区予選に出場し、初戦で強豪・東海理化を下すなどの良い成績を収めました。

チームの成長と大会成績

当初の苦戦を乗り越え、チームは成長を遂げ、2012年には都市対抗野球の東海地区予選で第4代表を獲得し、全国大会へ初めて出場しました。初出場ながら、課題も多く、第1回戦で敗退する結果となりましたが、これがチームのさらなる成長につながる契機となりました。

主な大会成績

• - 都市対抗野球大会: 出場2回
• - JABA高山市長旗・飛騨市長杯争奪高山大会: 優勝1回（2015年）

プロ野球選手の輩出

ジェイプロジェクト硬式野球部からは、数名の選手がプロ野球選手として活躍しています。例えば、捕手の庄司龍二は2011年のドラフトでオリックス・バファローズに指名され、一方、投手の角屋龍太も2015年に同チームに入団しました。また、監督として指導を行った辻本弘樹は、中日ドラゴンズでの経験を持つ選手で、2009年から2016年まで監督を務めました。その後も監督としてチームを指導し、日本野球の舞台での強化を図っています。

在籍した選手について

このチームには、かつて在籍した選手たちもおり、増田将馬という捕手は在籍経験があります。彼はその後、四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスを経て、ウエスタン・リーグ参加球団であるくふうハヤテベンチャーズ静岡に在籍しました。選手たちが成長し、別のチームで活躍する姿は、ジェイプロジェクト硬式野球部の育成の成果を物語っています。

まとめ

ジェイプロジェクト硬式野球部は、創部からの歴史を経て数々の成績を残し、着実に成長を続けています。社会人野球の舞台で奮闘しながら、プロ選手を輩出し続けることで、名古屋市を中心とした地域貢献にも寄与しています。今後のさらなる成長と活躍が期待されるチームです。

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