ジェイ・グルーム

ジェイソン・ジョゼフ・グルームのプロフィール

ジェイソン・ジョゼフ・グルーム（Jason Joseph Groome）は1998年8月23日にニュージャージー州オーシャン郡バーニガット・タウンシップで生まれたアメリカのプロ野球選手です。ポジションは投手で、左投げ左打ちの選手として知られています。彼は現在、メジャーリーグベースボール（MLB）のサンディエゴ・パドレスに所属しています。

経歴

プロ入りとレッドソックスでの活動

グルームは2016年にMLBドラフトでボストン・レッドソックスから1巡目（全体12位）で指名され、プロ野球選手としてのキャリアをスタートしました。彼は契約しない場合、ヴァンダービルト大学に進学する候補にも挙がっていましたが、レッドソックスと契約を結び、ルーキー級のガルフ・コーストリーグ・レッドソックスでプロデビューを果たしました。このシーズン、A-級のローウェル・スピナーズでもプレーし、両球団で合計3試合に先発登板し、防御率2.70、10奪三振という成績を収めました。

しかし、2017年シーズンにはA-級ローウェルとA級グリーンビル・ドライブでプレーし、14試合に先発登板するも成績は不振でした。3勝9敗、防御率5.69、そして72奪三振という結果に終わりました。この年は、彼にとって試練の年となりました。

2018年の5月には、肘の状態が悪化しトミー・ジョン手術を受けることになり、そのままシーズンを全休しました。2019年8月には手術からのリハビリを終え、再びマウンドに立つことができました。ルーキー級のガルフ・コーストリーグ・レッドソックスとA-級ローウェルでの2球団で、計3試合に登板し、防御率は2.25と復活の兆しを見せました。

2020年は、新型コロナウイルスの影響によりマイナーリーグが開催されなかったため、公式戦での登板はありませんでしたが、オフにはルール・ファイブ・ドラフトから身を守るために40人枠に登録されました。2021年には、A+級グリーンビル・ドライブとAA級ポートランド・シードッグスで合計21試合に先発して、5勝8敗、防御率4.81と134奪三振という成績を記録しました。

パドレス移籍とその後

2022年8月2日、グルームはエリック・ホズマーや他の選手、さらには金銭トレードでサンディエゴ・パドレスに移籍しました。新たな環境での挑戦を期待される中、彼は徐々にチームへの貢献を果たしましたが、2024年6月4日にMLB関連の賭博に関与したとして、1年間の出場停止処分を受けることが明らかになりました。

総括

ジェイソン・グルームは、怪我や悩みを乗り越えてプロ野球選手としてのキャリアを築いてきた選手です。特にトミー・ジョン手術からの復帰は、多くのファンにとって感動的なストーリーでした。彼の今後の活躍に期待が寄せられています。

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