ジェオヴァニ・ファリア・ダ・シウヴァ

ジェオヴァニ・ファリア・ダ・シウヴァ（Geovani Faria da Silva）は、1964年4月6日生まれ。ブラジル・エスピリトサント州ヴィトーリア出身の元サッカー選手で、現在は同州の州議会議員を務めています。彼は、その卓越した才能から「ジェオヴァニ」または「ジェオヴァニ・シウヴァ」として広く知られています。

クラブでの活躍

1981年、16歳でデスポルチーヴァ・フェロヴィアリアでプロとしてのキャリアをスタートさせました。1983年にはヴァスコ・ダ・ガマへ移籍。ここでは、ロマーリオやロベルト・ディナミッチといった名選手たちとチームメイトとなり、自身の才能を開花させました。

代表としての輝かしい実績

ジェオヴァニは、ブラジル代表としても数々の功績を残しています。1983年にメキシコで開催されたワールドユース選手権では、決勝でアルゼンチンを破る決勝ゴールを挙げ、チームを優勝に導きました。この大会で彼はMVPと得点王の二冠に輝き、その名を世界に知らしめました。

1988年のソウルオリンピックでは、主将としてチームを牽引し、銀メダルを獲得。1989年にはコパ・アメリカで優勝するなど、1985年から1991年までの間に代表として23試合に出場しました。しかし、残念ながらワールドカップのメンバーに選ばれることはありませんでした。

ヨーロッパでの挑戦と引退

1989年からの2年間は、ヨーロッパに渡り、イタリアとドイツでプレーしました。その後ブラジルに帰国し、キャリアの晩年は2部、3部のクラブでもプレー。2002年に現役を引退しました。

政界への転身と病との闘い

2006年には、地元エスピリトサント州の州議会議員に当選し、政界へと転身。2008年には、ブラジルのグロボテレビでジェオヴァニの足跡を振り返る特別番組が放送されました。そのインタビューの中で、彼は2006年に発症した多発性神経炎について、「杖の助けは必要だが、順調に回復している」と語りました。友人であるロマーリオ、ロベルト・ディナミッチ、エジムンドといったヴァスコ時代のチームメイトたちも、彼の回復を願うメッセージを送っています。

タイトル

クラブ

リオデジャネイロ州選手権：1982, 1987, 1988, 1992, 1993
エスピリトサント州選手権：1980, 1981, 1998, 1999, 2000

代表

ワールドユース選手権：1983
コパ・アメリカ：1989

個人

ワールドユース選手権MVP：1983
ワールドユース選手権得点王：1983 (6得点)

外部リンク

* FIFA.com – Player Statistics （英語）

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