ジェシー・クレイン

ジェシー・アラン・クレイン：苦難を乗り越えるカナダの右腕

ジェシー・アラン・クレイン（Jesse Alan Crain）は、1981年7月5日、カナダのオンタリオ州トロントで生まれました。右投右打の投手として、メジャーリーグベースボール（MLB）で活躍しました。現在はシカゴ・ホワイトソックス傘下に所属し、メジャー復帰を目指しています。

プロ入りとミネソタ・ツインズ時代

2002年のMLBドラフトで、ミネソタ・ツインズから2巡目（全体61位）で指名を受け、プロの道を歩み始めます。2004年8月5日、対アナハイム・エンゼルス戦でメジャーデビューを果たしました。2005年には75試合に登板し、12勝を挙げるなど、リリーフとして存在感を示しました。

2006年には、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）のカナダ代表に選出され、国際舞台も経験します。しかし、2007年には回旋腱板の故障で戦線離脱を余儀なくされ、苦難の時期を迎えます。

2008年には復活を果たし、66試合に登板。2009年にもWBCカナダ代表に選出され、2大会連続2度目の出場を果たしました。2010年オフにFAとなります。

シカゴ・ホワイトソックス時代

2010年12月20日、シカゴ・ホワイトソックスと3年総額1300万ドルの契約を結び、新たなスタートを切ります。2013年にもWBCカナダ代表に選出され、3大会連続3度目の出場となりました。同年にはMLBオールスターゲームにも選出されますが、右肩の故障のため出場を辞退しました。

タンパベイ・レイズ、ヒューストン・アストロズ時代

2013年7月29日、トレードでタンパベイ・レイズへ移籍しますが、故障の影響で登板機会を得られず、再び故障者リスト入り。同年オフにFAとなります。

2013年12月31日には、ヒューストン・アストロズと1年325万ドルの契約で合意しますが、2014年はトミー・ジョン手術を受けた影響で、1試合も登板することなくシーズンを終え、再びFAとなります。

ホワイトソックスへの復帰

2015年1月22日、古巣であるホワイトソックスとマイナー契約を結び、メジャー復帰を目指すことになりました。

選手としての特徴

クレインは、最速90マイルを超える速球と、鋭い変化球を武器とするリリーフ投手です。豊富な経験と高い制球力で、ピンチの場面を切り抜ける能力に長けています。度重なる故障に苦しみながらも、諦めずにカムバックを目指す姿勢は、多くのファンに感動を与えています。

背番号

28 (2004年 - 2010年)
26 (2011年 - 2013年)

代表歴

2006 ワールド・ベースボール・クラシック・カナダ代表
2009 ワールド・ベースボール・クラシック・カナダ代表
* 2013 ワールド・ベースボール・クラシック・カナダ代表

ジェシー・クレインの今後の活躍に期待しましょう。

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