ジェフ・ブリディッチ

ジェフリー・トーマス・ブリディッチ（Jeffrey Thomas Bridich、1977年9月10日 - ）は、MLB・コロラド・ロッキーズの元ゼネラルマネージャー（GM）です。

経歴

ウィスコンシン州ミルウォーキー郡ホワイトフィッシュベイで生まれました。ハーバード大学出身であり、学生時代には捕手や外野手として野球をプレーしていました。2000年に大学を卒業後、MLB機構でインターンとして4年間勤務しました。

2004年12月、コロラド・ロッキーズに入団し、育成部門を担当。2011年から4年間は育成部門のトップを務め、傘下のA級アッシュビル・ツーリスツは2度（2012年、2014年）サウス・アトランティックリーグで優勝しました。

2014年10月8日、ロッキーズのGMに就任しました。2017年には、生え抜きのスターであるノーラン・アレナドやチャーリー・ブラックモン、移籍組のグレッグ・ホランドらの活躍により、チームは8年ぶりにポストシーズンに進出しました。これはブリディッチ自身にとっても初のポストシーズン進出となりました。2018年は、ロサンゼルス・ドジャースに1ゲーム差で及ばず地区2位に終わりましたが、2年連続でポストシーズンに進出しました。

2019年には、フランチャイズ・プレイヤーであるアレナドと8年契約を結びましたが、翌2020年にはアレナドのトレードを検討し、アレナド本人から批判を浴びました。2021年4月27日、シーズン途中にGMを辞任しました。

GMとしての特徴

本拠地であるクアーズ・フィールドの特性を考慮し、速球派投手と質の高いカーブを投げる投手を重視するという独自のチーム編成を行いました。また、「野球の花形は捕手」という信念を持っていました。

フリーエージェント（FA）での野手補強は得意ではありませんでしたが、野手のスカウティング能力は高く評価されており、ドラフト下位指名の選手が活躍するケースも見られました。

ブリディッチのGMとしての手腕は賛否両論ありましたが、ロッキーズの育成部門を強化し、チームをポストシーズンに導いた功績は評価されています。しかし、主力選手との関係悪化やトレード戦略の失敗など、課題も多く残しました。

もう一度検索