ジェリー・ナロン

ジェリー・オースティン・ナロン（Jerry Austin Narron, 1956年1月15日 - ）は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州ゴールズボロ出身の元プロ野球選手（捕手）、プロ野球監督。
右投左打。現在は、MLBのシカゴ・ホワイトソックスで巡回インストラクターを務めている。

現役時代

1974年のMLBドラフト6巡目（全体132位）でニューヨーク・ヤンキースから指名され、プロ入り。
現役時代は捕手としてメジャーリーグの3球団で実働8年間プレーし、1987年に引退した。

ニューヨーク・ヤンキース (1979)
シアトル・マリナーズ (1980 - 1982)
カリフォルニア・エンゼルス (1983 - 1986)

引退後

引退後は指導者としてのキャリアをスタートさせる。

1989年から1992年まで、ボルチモア・オリオールズ傘下のマイナーリーグで監督を務める。
1993年からはオリオールズでコーチ（1993年はベンチコーチ、1994年は三塁コーチ）を担当。
1995年、テキサス・レンジャーズへ移籍し三塁コーチに就任。2001年5月4日にジョニー・オーツ監督が辞任した後、監督代行を経て正式に監督に就任し、2002年まで務める。
2003年はボストン・レッドソックスのベンチコーチ。
2004年からはシンシナティ・レッズのベンチコーチに就任。2005年6月20日にデーブ・マイリー監督が解任されたのを受け、レッズの監督に就任。2006年は140種類のオーダーを組み、これはこの年のナショナルリーグ最多であった。2007年7月1日に解任。
レッズ監督解任後は、レンジャーズのスカウト（2008年から2010年まで）、ミルウォーキー・ブルワーズのベンチコーチ（2011年から2015年まで）を歴任。
2016年12月30日、2017年シーズンよりアリゾナ・ダイヤモンドバックス傘下のAAA級リノ・エーシズの監督に就任することが発表される。
2017年のWBCではイスラエル代表の三塁ベースコーチを務めた。
2018年シーズンからはダイヤモンドバックスのベンチコーチに就任し、2019年まで務める。
2020年は再びレッドソックスでベンチコーチを務める。
2021年2月、シカゴ・ホワイトソックスの巡回インストラクターに就任。

家族

兄のジョニー・ナロンも元プロ野球選手（マイナー選手）で、引退後はレンジャーズでジョシュ・ハミルトンのお目付役、ブルワーズの打撃コーチなどを務めた。
叔父にセントルイス・カージナルスで捕手としてプレーしたサム・ウッディ・ナロン、親戚（サム・ウッディの孫）にレンジャーズで投手としてプレーしたサム・フランクリン・ナロンがいる。

背番号

38（1979年、1987年、2021年 - ）
3（1980年 - 1982年）
34（1983年 - 1986年）
31（1993年 - 1994年）
5（1995年 - 2002年）
43（2003年）
50（2004年）
41（2005年 - 2007年）
36（2011年 - 2015年）
12（2018年 - 2019年）
87（2020年）

代表でのコーチ歴

2017 ワールド・ベースボール・クラシック・イスラエル代表

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