ジェームス・ブラント

ジェームス・ブラント：甘い歌声と異色の経歴を持つシンガーソングライター

ジェームス・ブラント（James Blunt）は、1974年2月22日生まれ、イングランド・ウィルトシャー出身のシンガーソングライターです。本名はジェームス・ヒリアー・ブラウント（James Hillier Blount）。Bluntという芸名は、本名をもじったもので、「なまくら」「鈍感」「不愛想」といった意味合いを持っています。身長は173cm。

経歴：軍人からミュージシャンへ

ブラントは、イギリス陸軍航空隊に所属していた父親のもと、陸軍病院で生まれました。幼少期はイングランド、キプロス、ドイツなど様々な場所で過ごし、幼い頃からピアノやヴァイオリンを習い、14歳でギターを始めました。また、父親から飛行機の操縦を教わり、16歳でパイロットのライセンスを取得しています。ブリストル大学では社会学を学び、1996年に卒業しました。

その後、サンドハースト王立陸軍士官学校で訓練を受け、イギリス陸軍に入隊。キャプテン（大尉）にまで昇格し、NATO平和維持部隊として紛争地帯のコソボにも赴任した経験を持ちます。2002年に除隊し、ミュージシャンとしての活動を本格的に開始しました。

2004年10月にデビューアルバム『バック・トゥ・ベッドラム』をリリース。2005年には、このアルバムからシングルカットされた『ユア・ビューティフル』が世界的な大ヒットとなり、一躍スターダムにのし上がりました。2007年には2枚目のアルバム『オール・ザ・ロスト・ソウルズ』をリリースし、シングルカットされた『セイム・ミステイク』は映画『P.S. アイラヴユー』の主題歌に起用されました。

ディスコグラフィ

アルバム

バック・トゥ・ベッドラム (2004年)
オール・ザ・ロスト・ソウルズ (2007年)

ライブアルバム

チェイシング・タイム～ベッドラム・セッションズ (2006年)
DVD+CDの2枚組作品。DVDには2005年のライヴ・イン・コンサート・アット・ザ・BBCからのパフォーマンスやミュージックビデオとそのメイキング、インタビューが収録。CDはアイルランドで行われたライブの音源で、そのうち3曲はアルバム未収録音源。
Les Sessions Lost Souls（2008年）
Trouble Revisited（2011年）

コンピレーションアルバム・ボックスセット

I'll Take Everything: The Platinum Collection（2015年）
The Stars Beneath My Feet (2004–2021)（2021年）

シングル

ハイ (2004年)
ワイズ・メン (2005年)
ユア・ビューティフル (2005年)
日本ではフジテレビ系ドラマ『小早川伸木の恋』挿入歌、トヨタ・ヴィッツCMソングに起用。イギリスをはじめヨーロッパの国々で1位を獲得。アメリカのビルボードHOT100においてもイギリス人男性ソロアーティストとして1997年のエルトン・ジョン『キャンドル・イン・ザ・ウィンド』以来9年ぶりに1位を記録。
ハイ（再リリース）(2005年)
グッバイ・マイ・ラヴァー (2005年)
ワイズ・メン（再リリース）(2006年)
No Bravery（2006年）※フランス限定リリース
1973 (2007年)
セイム・ミステイク (2007年)
映画『P.S. アイラヴユー』主題歌
Je réalise（2008年）※フランスのラップ歌手Sinikとのコラボ曲
キャリー・ユー・ホーム (2008年)
フジテレビ土曜プレミアムスペシャルドラマ『愛馬物語』主題歌
アイ・リアリー・ウォント・ユー (2008年)
ラヴ・ラヴ・ラヴ (2008年)
Primavera in anticipo (It Is My Song)（2009年）※イタリアの歌手ラウラ・パウジーニとのデュエット曲

外部リンク

公式ウェブサイト（英語）
ワーナーミュージック・ジャパンによる日本公式サイト
ジェームス・ブラント (@JamesBlunt) - X（旧Twitter）

ジェームス・ブラントは、その甘い歌声と心に響くメロディ、そして元軍人という異色の経歴で、多くの人々を魅了し続けています。

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