ジェームス・ライディーン

ディラン・ジェイムスのプロレスキャリア

ディラン・ジェイムス（Dylan James、1991年5月25日生まれ）は、ニュージーランド出身のプロレスラーであり総合格闘家です。彼のキャリアは2010年に始まり、ニュージーランド国内および国際的な舞台での数々の成功を収めています。彼の出身地であるオークランドから、レスリング界へと進出した彼の軌跡は多くのファンに知られています。

初期のキャリア

ディランは、格闘技の基礎をECWやWWE、TNAで活躍するチーム3Dが運営するチーム3Dアカデミーで学びました。2010年2月には、IPW（Impact Pro Wrestling）でプロレスデビューを果たしました。デビュー以降、彼はディルス・オコナーやディルス・デラクセオなどのリングネームで活動し、デイビー・デラクセオと共にタッグチーム「キウイ・エクスプレス」としてIPWニュージーランドタッグ王座を獲得するなど、早くから成功を収めました。

日本への挑戦

2011年11月、彼は日本の団体ZERO1に参戦するために来日し、ここで「ライディーン」のリングネームで活躍しました。日本での試合でも多くの注目を集め、特に地域トーナメントなどでもその実力を証明しました。2012年5月には、ZERO1に正式に所属することになると、リングネームを「ジェームス・ライディーン」に変更。以降の試合でも様々な王座に挑戦し、成功と敗北を経験しました。

タイトル獲得とさらなる飛躍

彼のキャリアにおいて特に注目すべきは、2013年の火祭りで優勝したことです。若干22歳での優勝は、ZERO1の歴史に新しい記録を刻む結果となりました。さらに、同年の世界最強タッグ決定リーグ戦では強力なタッグチームとしても存在感を示しました。

その後も、ZO1や全日本プロレスに参戦し、数々の試合を経験。2018年には全日本プロレスのチャンピオン・カーニバルに参加し、数多くの強豪と戦う中で新たな成果を獲得しています。また、2019年にはRIZINで総合格闘技デビューも果たすなど、様々な競技での挑戦を続けています。

現在の活動

2021年には、和歌山市に移住して結婚し、現在はフリーランスのプロレスラーとして活動を展開。和歌山市内に「フィールグッドフィットネス」というトレーニングジムを経営しながら、プロレス界での地位を確立しています。こうした彼の活動は、レスラーとしてだけではなく、ビジネスパーソンとしての一面も持ち合わせたものとなっています。

スタイルと得意技

ディラン・ジェイムスは、パワーボムやハイアングル・パワーボム、アラバマ・スラムなどのパワー技を得意としています。また、チョークスラムやサイド・バスター、ラリアットといった技を駆使し、試合を支配してきました。これらの技術は、彼の試合スタイルに多様性を与え、観客を魅了しています。

結論

ディラン・ジェイムスは、ニュージーランド出身というバックグラウンドを持ちながら、国内外で数多くの経験を積んできたプロレスラーです。彼の情熱と努力は、リングの外での成功にも繋がっており、今後の活躍にも期待が寄せられています。リングでの戦いだけでなく、多彩な顔を持つ彼の今後に目が離せません。

もう一度検索