ジェームズ・コナー

ジェームズ・アール・コナー：逆境を乗り越え、NFLで輝きを放つランニングバック

ジェームズ・アール・コナー（James Earl Conner, 1995年5月5日 - ）は、ペンシルベニア州エリー出身のアメリカンフットボール選手。NFLのアリゾナ・カージナルスに所属し、ランニングバックとして活躍しています。

大学時代：ピッツバーグ大学での輝かしい実績

ピッツバーグ大学での1年目、コナーは799ラン獲得ヤード、8ラッシングTDを記録。リトルシーザーズ・ピザボウルではMVPに輝き、大学のボウルゲーム最多ラン獲得ヤード記録を更新しました。2014年には、デューク大学戦で263ラン獲得ヤード、3ラッシングTD、ノースカロライナ大学戦で220ラン獲得ヤード、4ラッシングTDと、目覚ましい活躍を見せました。シーズン全体では1,765ラン獲得ヤード、ACC記録となる26ラッシングTDを記録し、ACC最優秀選手賞とオールアメリカンファーストチームに選出されました。

しかし、2015年には右膝の内側側副靭帯断裂という重傷を負い、シーズンを全休。さらに、リハビリ中にホジキンリンパ腫の発症が発覚しますが、コナーは不屈の精神で病を克服し、見事に復帰を果たしました。2016年には1,092ラン獲得ヤード、16ラッシングTDを記録し、完全復活をアピールしました。

NFLでの挑戦：スティーラーズからカージナルスへ

2017年のNFLドラフトでピッツバーグ・スティーラーズから全体105位で指名されたコナーは、4年総額316万ドルのルーキー契約を結びました。ルーキーイヤーにはユニフォームの売り上げでNFL1位となる人気ぶりを見せました。2018年には先発に定着し、973ラン獲得ヤード、12ラッシングTD、55レシーブ、497レシーブ獲得ヤードを記録。自身初のプロボウルに選出されました。

その後、怪我に苦しむシーズンもありましたが、2021年にはアリゾナ・カージナルスへ移籍。同年には752ラン獲得ヤード、リーグ最多の15ラッシングTDを記録し、3年ぶりにプロボウルに選出されるなど、再び輝きを取り戻しました。2022年にはカージナルスと3年総額2,100万ドルで再契約し、チームの中心選手として活躍を続けています。2023年には初の1000ヤードランを達成し、2024年シーズン中にはカージナルスとの契約延長に合意しました。

ジェームズ・アール・コナーは、数々の困難を乗り越え、常に前向きな姿勢で挑戦し続けるアスリートです。彼の不屈の精神と努力は、多くの人々に勇気と希望を与えています。

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