ジェームズ・ロウリネイティス

ジェームズ・ロウリネイティス（James Richard Laurinaitis, 1986年12月3日 - ）は、ミネソタ州ミネアポリス郊外ウェイゼータ出身の元アメリカンフットボール選手です。NFLのセントルイス・ラムズでラインバッカーとして活躍しました。彼の父親は、プロレスラーとして知られるジョー・ロウリネイティス（ロード・ウォリアーズのアニマル）です。

生い立ちと高校時代

ミネソタ州の裕福なコミュニティで育ったロウリネイティスは、高校時代にはアメリカンフットボールだけでなくアイスホッケーでも才能を発揮しました。アイスホッケーではNHLチームから2巡目または3巡目で指名される可能性も噂されましたが、彼は高校3年次にミネソタ州の最優秀守備選手に選ばれるほどのフットボールの才能を持っていました。そのため、NHLチームからの指名を受けることはなく、アメリカンフットボールの道を選ぶことになります。

高校卒業時、彼に奨学金のオファーを提示したのは地元のミネソタ大学とオハイオ州立大学の2校のみでした。彼はオハイオ州立大学に進学することを決意します。

大学時代

大学1年次の2005年、ロウリネイティスは現在デトロイト・ライオンズに所属しているボビー・カーペンターの控えとして全12試合に出場しました。シーズン最終戦となるライバル校ミシガン大学戦でカーペンターが足を骨折したため、ノートルダム大学とのフィエスタボウルでは先発出場を果たしました。

2006年には115タックル、4サック、5インターセプトの成績をあげ、全米の最優秀守備選手に与えられるブロンコ・ナグルスキー賞を受賞しました。この年にはディック・バトカス賞、チャック・ベドナリク賞の最終選考にも残り、ビッグ・テン・カンファレンスのファーストチームにも選出されるなど、輝かしい成績を残しました。

2007年にはビッグ・テン・カンファレンスの最優秀守備選手に選ばれるとともに、全米最優秀のラインバッカーに贈られるディック・バトカス賞を獲得しました。2008年のNFLドラフトにアーリーエントリーすればドラフトで全体10番目以内の指名を受ける可能性が噂されましたが、彼は大学に残留することを決意します。2008年にはロニー・ロット賞を獲得すると共にウォルター・キャンプ賞の最終選考に残った15人（守備選手5人の1人）の1人となりました。大学4年間で彼は大学史上4人目となる3年連続チームトップのタックル数を記録しました。4年次の1試合あたり10.0タックルはカンファレンス2位、全米14位の記録でした。

NFL時代

2009年のNFLドラフト2巡目全体35番目にセントルイス・ラムズに指名されて入団しました。開幕戦から先発ミドルラインバッカーとしてプレーし、チームトップのタックルをあげてラムズの最優秀新人選手に与えられるキャロル・ローゼンブルーム賞を受賞しました。また、スポーティング・ニュースよりオールルーキーにも選ばれました。

2011年には142タックル、3サック、2インターセプトの活躍を見せました。

2012年9月、ラムズと5年4220万ドルの契約延長を果たしました。

2017年4月11日、現役引退を表明しました。

親族

父親のジョー・ロウリネイティス（ロード・ウォリアー・アニマル）の他に、叔父にジョン・ロウリネイティス（ジョニー・エース）、マーク・ロウリネイティス（ザ・ターミネーター）がいます。

通算成績と情報 NFL.com, ESPN, Pro-Football-Reference

2009 NFL Draft Scout Player Profile

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