ジェームズ・ワイズマン

ジェームズ・ワイズマン：苦難を乗り越え、頂点を目指すセンター

ジェームズ・モンテイネズ・ワイズマン（James Monteinez Wiseman, 2001年3月31日 - ）は、アメリカ合衆国テネシー州ナッシュビル出身のプロバスケットボール選手。ポジションはセンター。

若き才能の開花と試練

ハイスクール時代から傑出した才能を発揮し、ゲータレード年間最優秀選手賞を受賞するなど、数々の栄誉に輝きました。主要サイトからの評価も高く、メンフィス大学に進学。

しかし、カレッジでは肩や足首の怪我に悩まされ、出場機会が限られました。さらに、ヘッドコーチからの不正な金銭受領問題が発覚し、NCAAから12試合の出場停止処分を受けるという試練も経験。わずか3試合の出場で、2020年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明することとなりました。

NBAでの挑戦と度重なる怪我

2020年のNBAドラフトでは、全体2位という高い評価でゴールデンステート・ウォリアーズに入団。ルーキーシーズンには、ミネソタ・ティンバーウルブズ戦で25得点を記録するなど、ポテンシャルの高さを示しました。しかし、右膝半月板損傷という重傷を負い、手術を受けてシーズンを終えることとなりました。

2021-22シーズンはリハビリに専念し、Gリーグで実戦復帰を果たしましたが、再び足を捻挫。NBAでの出場は叶いませんでした。チームはプレーオフを勝ち上がり、優勝を果たしましたが、ワイズマンは貢献することができませんでした。

2022-23シーズンにはサマーリーグで復帰し、ブルックリン・ネッツ戦でキャリアハイとなる30得点を記録。しかし、再び足首を捻挫し、ウォリアーズでの出場は途絶えました。

新天地での再起

2023年2月9日、デトロイト・ピストンズへトレードで移籍。新天地での活躍が期待されましたが、2024-25シーズン開幕前にインディアナ・ペイサーズへ移籍後、開幕戦で左足アキレス腱断裂という重傷を負い、シーズン全休を余儀なくされました。その後、トロント・ラプターズへ放出され、解雇という不遇をかこっています。

代表としての活躍

アルゼンチンで開催された2017年のFIBA U16アメリカ選手権に出場し、平均11.4得点、5リバウンドを記録しました。2018年のFIBA U17ワールドカップには負傷のため出場できませんでした。

今後の展望

ジェームズ・ワイズマンは、恵まれた体格と高い身体能力を持つ、将来を嘱望されるセンターです。度重なる怪我に悩まされ、苦難のキャリアを歩んでいますが、まだ若く、ポテンシャルは十分に残されています。怪我を克服し、NBAで輝かしいキャリアを築くことができるのか、今後の活躍に期待がかかります。

プレースタイル

高い身体能力を生かした得点力
リバウンド能力
ブロックショット

個人成績

NBAレギュラーシーズン
カレッジ

外部リンク

USA Basketball bio

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