ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079

ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079

『ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079』は、アニメ「ガンダムシリーズ」の一環として制作されたPlayStation 2向けの戦術級シミュレーションゲームです。2001年にバンダイから発売され、2005年にはその廉価版が登場しました。本作は、宇宙世紀の一年戦争を舞台にしたリアルタイム戦術ゲームで、プレイヤーはジオン公国軍の特殊部隊「闇夜のフェンリル隊」の指揮官として、戦場での複雑な状況に対処することが求められます。

ゲーム内容

本作は全13のミッションで構成されており、各ミッションでは敵と対峙し、効果的な作戦を立てることが目的です。プレイヤーは、隊員が搭乗するモビルスーツ（MS）の動きや配置をリアルタイムで指揮し、任務を達成していきます。また、ミッション中にはM-MSV（大河原邦男コレクション）からのデザインで再創造された「マドロック」といった敵機とも戦うことになります。

このゲームの特徴は、単に任務を遂行するだけではなく、スコアを追求するために、慎重な作戦計画と仲間との連携が必要である点です。特にSランクを狙う場合は、非常に高度なプレイ技術が求められます。

ストーリー展開

ストーリーは、闇夜のフェンリル隊が一年戦争の中でどのように戦ったのかを描いています。キャリフォルニアベースの攻略から始まり、ゴビ砂漠での物資基地防衛、ジャブロー攻略作戦への参加、そしてアフリカ戦線での孤立した友軍の救出といった数多くの任務をこなします。これにより、ジオン公国軍の戦術や兵士たちの奮闘が織り交ぜられ、深い物語が展開されます。

任務と作戦

プレイヤーは、各ミッションに対して事前に設定されたルートを基に、必要に応じてカスタマイズを行い、自軍を効率よく行動させることが求められます。ルートに設定されたポイントごとに、攻撃や回避の行動指示を出すことが可能です。例えば、ATACK を選択すれば、高速で敵に接近し、発見次第攻撃を行う一方、AVOIDを選べば敵と遭遇しても侵入を優先し、回避行動に徹することになります。

フェンリル隊のキャラクターたち

「闇夜のフェンリル隊」は、ジオン公国軍の特殊部隊で、これには様々な個性を持つ兵士たちが集まっています。隊長であるゲラート・シュマイザー少佐は、パイロットとしての経験が豊富で、数々の戦果を残しています。ル・ローア少尉やマット・オースティン軍曹といった仲間の存在も物語に深みを与えています。それぞれが持つ特色や背景が、ゲームプレイの中で際立っています。

戦闘システムと連携

戦闘は、フォーメーション指示に基づいて行われ、連携攻撃が可能です。コマンドによって前進、後退などさまざまな攻撃スタイルを駆使し、敵を攻略します。また、指揮官機を保護しつつ的確に攻撃するための多様な戦術が織り込まれており、プレイヤーの戦略性が問われる場面が多く存在します。

このように『ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079』は、緻密な戦略と豊かなキャラクター描写を兼ね備えた作品であり、プレイヤーに対して深いゲーム体験を提供しています。

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