ジム・ミラー (野球)

ジェームズ・マシュー・ミラー（James Matthew "Jim" Miller, 1982年4月28日 - ）は、アメリカ合衆国ニュージャージー州モリスタウン出身の元プロ野球選手です。右投右打の投手として活躍しました。

プロ入りとロッキーズ時代

2004年のMLBドラフトで、ミラーはコロラド・ロッキーズから8巡目（全体230番目）で指名を受け、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。同年6月16日には、ノース・フォート・マイヤーズ高校から正式にロッキーズに入団し、プロとしての第一歩を踏み出しました。

オリオールズへの移籍とメジャーデビュー

2007年1月12日、ミラーはロドリゴ・ロペスとのトレードで、ジェーソン・バーチと共にボルチモア・オリオールズへ移籍しました。オリオールズでは、2008年9月1日にメジャー初昇格を果たし、同日の対ボストン・レッドソックス戦で念願のメジャーデビューを飾りました。しかし、2009年と2010年はメジャーでの登板機会はなく、AAA級のノーフォーク・タイズで過ごし、2010年11月6日にFA（フリーエージェント）となりました。

ロッキーズへの復帰

2011年1月15日、ミラーは古巣であるコロラド・ロッキーズとマイナー契約を結び、再びロッキーズの一員となりました。しかし、この年は6試合で7イニングのみの登板にとどまり、10月7日に再びFAとなりました。

アスレチックスでの初勝利

2011年11月11日、ミラーはオークランド・アスレチックスとマイナー契約を結びました。2012年4月25日のシカゴ・ホワイトソックス戦では、リリーフとして登板し、チームがサヨナラ勝ちを収めたことで、30歳の誕生日を迎える3日前にして、メジャー初勝利を手にしました。

ヤンキースでの挑戦

2012年11月30日、ミラーはウェーバーでニューヨーク・ヤンキースへ移籍しました。しかし、2013年はわずか1試合の登板にとどまり、10月1日にFAとなりました。その後、11月11日にマイナー契約でヤンキースと再契約しました。2014年はAAA級のスクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースで開幕を迎え、リリーフとして26試合に登板しました。7月1日にヤンキースとメジャー契約を結びましたが、昇格後は2試合に登板し、防御率20.25と結果を残せず、7月11日にDFA（Designated For Assignment）となりました。7月13日にAAA級スクラントン・ウィルクスバリへ降格し、8月23日に自由契約となりました。

その後

2015年3月5日、ミラーはタンパベイ・レイズとマイナー契約を結び、3月15日に40人枠入りしましたが、4月6日にAAA級ダーラム・ブルズに降格しました。このシーズンはメジャー昇格がないまま終了し、11月6日にFAとなりました。2015年11月17日、ミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結び、2016年のスプリング・トレーニングに招待選手として参加しましたが、2016年5月17日に自由契約となりました。2017年1月6日、ミネソタ・ツインズとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加しました。

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