ロドリゴ・ロペス

ロドリゴ・ロペス・ムニョスは、1975年12月14日にメキシコで生まれ、幼少期にフェルナンド・バレンズエラに憧れ野球を始めました。1994年にメキシコ夏季リーグでプロデビューを果たし、1995年にサンディエゴ・パドレスと契約し、アメリカに渡りました。

2000年にメジャーデビューを飾るものの、翌年には右肩の故障で登板機会を失い、FAとなります。しかし、メキシコ冬季リーグやカリビアンシリーズでの活躍が認められ、2001年にボルチモア・オリオールズと契約。当初はマイナーリーグでの調整が予定されていましたが、スプリングトレーニングでの好投が評価され、開幕メジャー入りを果たします。

2002年には、4月下旬に先発ローテーションに定着すると、驚異的な活躍を見せます。7月には球団史上23年ぶりとなる月間6勝を記録し、月間最優秀新人に選出されるなど、大ブレイクしました。最終的に新人選手としてリーグ最多の15勝を挙げ、新人王投票では惜しくも2位となりました。

その後も先発投手として活躍し、2003年、2005年、2006年には開幕投手を務めました。しかし2006年、投手コーチの指導により自身の投球スタイルを見失い、リーグ最多敗戦と自責点を記録してしまいます。同年にはWBCメキシコ代表として出場しましたが、2試合で2敗を喫しました。

2007年にはコロラド・ロッキーズへ移籍しますが、右肘の故障によりトミー・ジョン手術を受け、シーズンを棒に振ります。2008年にはアトランタ・ブレーブスと契約しますがメジャー昇格は叶わず、2009年にフィラデルフィア・フィリーズで2年ぶりにメジャー復帰を果たしました。

2010年にはアリゾナ・ダイヤモンドバックスで規定投球回に到達するも、両リーグ最多の被本塁打と敗戦数を記録。その後、アトランタ・ブレーブス、シカゴ・カブスと渡り歩き、2013年にはWBCメキシコ代表に選出されましたが、フィリーズを解雇され、メキシカンリーグの古巣で現役を終えました。

ロペスは、2002年に新人王候補として注目され、その後も長くメジャーリーグで活躍した投手です。テンポの良い投球スタイルと、多彩な変化球を操り、多くのファンを魅了しました。

年度別投手成績

各年度の太字はリーグ最高

獲得タイトル・表彰・記録

ルーキー・オブ・ザ・マンス：1回（2002年7月）

背番号

44 (2000年)
13 (2002年 - 2003年、2006年、2010年)
19 (2004年 - 2005年、2012年)
31 (2007年、2009年)
50 (2011年)

代表歴

2006 ワールド・ベースボール・クラシック・メキシコ代表
2009 ワールド・ベースボール・クラシック・メキシコ代表
* 2013 ワールド・ベースボール・クラシック・メキシコ代表

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