ジム・ラフィーバー

ジェームズ・ケネス・ラフィーバー

ジェームズ・ケネス・ラフィーバー（1942年1月7日生まれ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州イングルウッド出身の元プロ野球選手、コーチ、および監督です。内野手として活躍した彼は、主にメジャーリーグでのキャリアを経て、日本プロ野球（NPB）に進出し、そこでの成功を収めました。

経歴

現役時代

ラフィーバーはモーニングサイド高校を卒業後、1962年にロサンゼルス・ドジャースと契約し、バットボーイとして1年目をスタートさせました。その後、レノ・シルバーソックスやセーラム・ドジャース、スポケーン・インディアンスなどマイナーリーグでの経験を積んだ彼は、1965年4月12日にメジャーデビューを果たします。デビューシーズンには157試合に出場し、打率.250、12本塁打、69打点を記録し、チームのリーグ優勝に貢献し、ワールドシリーズにも出場しました。また、この年のオフには新人王を受賞しています。

1966年にはオールスターゲームに控え選手として選出され、実際に試合にも出場しました。最終的には24本塁打を放ち、リーグの2連覇に寄与しましたが、ワールドシリーズではオリオールズに敗れました。1972年には出場試合数が減少し、シーズン終了後にフリーエージェントとなります。

その後1973年にはロッテオリオンズに加入し、国内リーグで一塁手としてプレーしました。初年には自己最多の29本塁打を記録し、チームの日本シリーズ優勝にも貢献しました。1975年には一軍コーチとの兼任が始まり、さらには外国人枠の影響で一時引退しますが、1976年には現役復帰を果たします。

引退後

引退後、ラフィーバーは1977年にロッテで一軍打撃コーチを務め、その後も多くの球団で監督やコーチとして活躍しました。特にアスレチックスでは三塁ベースコーチとしてチームを優勝に導き、マリナーズではチームの建て直しに成功しました。1991年には球団史上初となるシーズン勝ち越しを成し遂げるも、フロントとの軋轢から退団します。

その後、カブスの監督に就任し、サミー・ソーサを獲得。1999年にはブルワーズでも監督を務めました。2002年からは中国代表チームの監督として、アジアシリーズやWBC、北京オリンピックでも指揮を執りました。オリンピックでは台湾に勝利する快挙もありましたが、8位に終わり、監督を退任しています。

人物

ラフィーバーは、広島で本塁打王となったリック・ランセロッティやランディ・ジョンソンの日本野球講習会の講師を務めた経歴も持っています。息子のライアン・ラフィーバーもプロ野球選手として活躍し、現在はスポーツキャスターとして活動しています。

結論

ラフィーバーは、選手としてだけでなく、コーチや監督としても幅広い経験を持つ野球界の重要人物です。彼のキャリアは多くの選手に影響を与え、現在もその功績は語り継がれています。

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