ジャクソン・ブロマン

ジャクソン・ブローマン：異色の経歴を持つバスケットボール選手

ジャクソン・ブローマン（Jackson Vroman, 1981年6月6日 - 2015年6月29日）は、レバノン国籍の元プロバスケットボール選手です。アメリカ合衆国カリフォルニア州ラグナビーチで生まれました。ポジションはパワーフォワードとセンターをこなし、208cm、100kgという恵まれた体格を生かしたプレーが特徴でした。

生い立ちとキャリアの始まり

父は、1980-81シーズンにNBAのユタ・ジャズでプレーしたブレット・ブロマン。ジャクソンは、ユタ州バウンティフルの高校から、同州エフライムにあるスノーコミュニティカレッジに進学。その後、アイオワ州立大学でプレーしました。

2004年のNBAドラフトでは、2巡目でシカゴ・ブルズに指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせます。その後、フェニックス・サンズと契約し、2005年1月にはトレードでニューオーリンズ・ホーネッツへ移籍。ホーネッツ在籍中には、クリス・ポールのパスからダンクを決めた際にリムから落ちて手首を骨折し、そのシーズンを棒に振るというアクシデントにも見舞われました。

海外での活躍

2006年からは海外リーグに活躍の場を移し、2006-07シーズンはリーガACBのCBグラン・カナリア、2007-2008シーズンはCBジローナでプレーしました。しかし、ジローナとの間ではサラリーの支払いトラブルが発生し、2008年2月にはリトアニア・バスケットボール・リーグのBCリエトゥヴォス・リータスへ移籍しています。

レバノン代表としての国際舞台

2009年6月、ジャクソン・ブローマンはレバノンのパスポートを取得し、レバノン代表としてアジア選手権に出場。チームの4位入賞に貢献しました。

その後

2010年10月には、中国プロバスケットボールリーグの東莞レオパーズと契約。その後も、2011年に仁川電子ランドエレファンツ、江蘇ドラゴンズ、2012年にはバランゲイ・ギンブラ・キングス、山東ライオンズなど、様々な国のチームでプレーしました。

突然の死

2015年6月29日、ジャクソン・ブローマンはロサンゼルスの自宅プールで亡くなっているのが発見されました。友人であるダン・ビルツァーアンは、彼が事故で溺死したと自身のTwitterで公表しました。

プレースタイル

恵まれた体格を生かした力強いプレーが持ち味で、リバウンドやディフェンスでも貢献しました。また、得点能力も高く、チームの重要な得点源として活躍しました。

まとめ

ジャクソン・ブローマンは、NBA、ヨーロッパ、アジアなど、様々なリーグでプレーし、レバノン代表としても活躍した、国際色豊かなキャリアを持つバスケットボール選手でした。彼の突然の死は、バスケットボール界に大きな悲しみをもたらしました。

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