ジャクソン郡 (コロラド州)

ジャクソン郡（コロラド州）

ジャクソン郡は、アメリカ合衆国コロラド州の北部に位置する郡です。2010年の国勢調査では人口が1,394人と、2000年の1,577人から11.6％減少しており、コロラド州で4番目に人口の少ない郡となっています。郡庁所在地はウォルデンであり、同郡で人口最大かつ唯一の法人化された町でもあります。

歴史

ジャクソン郡は、ノースパークと呼ばれる標高が高く比較的広い山間の盆地に位置しています。この盆地は広さが1,613平方マイル (4,180 km2) あり、北はワイオミング州の方向に開いており、西はパーク山脈、南はラビットイアーズ山脈とネバーサマー山脈、東はメディシンボウ山脈に囲まれています。標高は7,800フィート (2,377 m) から12,953フィート (3,948 m) まで変化し、ノースプラット川の水源があります。ノースパークの「パーク」という言葉はフランス語の parc に由来し、動物の保護地を意味しています。かつてはシカ、アンテロープ、バッファローなどが生息しており、ユト族インディアンがこの地を「ブルペン」（牛の囲い場）と呼んでいたほどでした。現在ではシカ、エルク、牛などが生息しています。

ジャクソン郡は、1909年にラリマー郡から分離して設立されました。それ以前は、ラリマー郡とグランド郡がノースパークの領有を主張していました。当初はユト族とアラパホ族の狩猟場であり、ノースパークに注目する者はいませんでした。しかし、貴重な鉱物が発見されると、グランド郡がその収入を期待して領有を主張しました。ラリマー郡も領有を主張したため、コロラド州最高裁判所まで争われましたが、1886年にラリマー郡に有利な判決が下されました。これに不満を抱いた住民が独自の郡を作る運動を起こし、1909年にジャクソン郡が創設されました。

地理

アメリカ合衆国国勢調査局によると、郡の総面積は1,620.95平方マイル (4,198.2 km2) であり、そのうち陸地が1,613.21平方マイル (4,178.2 km2)、水域が7.74平方マイル (20.0 km2) で、水域率は0.48％です。郡内には広さ71,000エーカー (290 km2) のコロラド州有林があります。

隣接する郡

北東: オールバニ郡 (ワイオミング州)
東: ラリマー郡
南東: グランド郡
西: ラウト郡
北西: カーボン郡 (ワイオミング州)

州立森林と公園

コロラド州有林
コロラド州有林州立公園

国立野生生物保護区

アラパホ国立野生生物保護区

国有林と原生地

ラウト国立の森
ザーケル山原生地
ネバーサマー原生地
プラット川原生地

国立トレイル

大陸分水界国立景観トレイル

自転車道

グレートパークス自転車道
トランスアメリカ・トレイル自転車道

景観道路

キャッシュ・ラ・プーダー・ノースパーク景観歴史側道

外部リンク

Jackson County - 公式サイト
Colorado County Evolution by Don Stanwyck
* Colorado Historical Society

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