ジャコビー・エルズベリー

ジャコビー・エルズベリーのプロフィール

ジャコビー・マケイブ・エルズベリー（Jacoby McCabe Ellsbury）は、1983年9月11日にアメリカ・オレゴン州マドラスに生まれた元プロ野球選手で、主に外野手として活躍しました。彼は左投げ左打ちの選手であり、愛称として「チーフ」や「タコビー・ベルズバリー」があります。エルズベリーは、アメリカ先住民のナバホ族出身者として初めてメジャーリーガーとなった選手でもあります。

プロ入り前の経歴

エルズベリーは2002年のMLBドラフトで、タンパベイ・デビルレイズから23巡目（全体674位）で指名を受けましたが、契約には至らず、オレゴン州立大学に進学。その後、彼は2005年のMLBドラフトでボストン・レッドソックスから1巡目（全体23位）で指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。

レッドソックス時代

メジャーリーグデビューは2007年6月30日、テキサス・レンジャーズとの試合で、当時怪我で離脱していたココ・クリスプに代わって起用されました。この試合で初ヒットを記録し、翌ゲームでは初盗塁も達成しました。9月にはアメリカンリーグのルーキー・オブ・ザ・マンスに選ばれ、その活躍が評価され、ポストシーズンにも出場することになりました。特にワールドシリーズ第3戦では新人選手としては史上初の1イニング2二[[塁打]]を達成するなど、注目を浴びました。

2008年には新人王候補として期待され、リーグ最多の50盗塁を記録し、球団の新人記録を更新しました。さらに、2009年にはホームスチールを成功させてファンを驚かせ、素晴らしいパフォーマンスを見せつけることとなりました。

2011年には158試合に出場し、打率.321、32本塁打、212安打というキャリアハイの成績を残し、ゴールドグラブ賞とシルバースラッガー賞を受賞。また、ア・リーグのMVP投票では2位に入るなど、その成績は非常に高く評価されました。

ただし、2012年には右肩の故障が影響し、出場試合は74試合に留まりました。2013年には再びブレイクし、52盗塁を記録し、リーグで1位の盗塁数を誇りました。その後、フリーエージェントとなりました。

ヤンキース時代

2013年12月、エルズベリーはニューヨーク・ヤンキースと7年総額1億5300万ドルの契約を結びました。2014年は149試合に出場、打率.271、16本塁打を記録しましたが、ケガの影響もありました。2016年には148試合に出場し、打率.263の成績を残しましたが、2018年と2019年には度重なる負傷によって出場できない試合が続き、ついには契約解除に至りました。

彼のキャリアは数々の名誉と記録に彩られ、特に新人時代の活躍や盗塁王のタイトル獲得は印象的です。エルズベリーはMLBの歴史においても特異な存在であり、多くのファンに愛された選手として記憶されています。

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