ジャスティス・ウィンズロー

ジャスティス・ウィンズロー：才能あふれるバスケットボール選手の軌跡

ジャスティス・ジョン・ウィンズロー（Justise Jon Winslow、1996年3月26日生まれ）は、アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン出身のプロバスケットボール選手です。現在はNBAGリーグのラプターズ・905に所属し、ポジションはパワーフォワードまたはスモールフォワードを務めています。

高校・大学時代

セント・ジョンズ高校のエースとして活躍したウィンズローは、最終学年に平均27.5得点、13.6リバウンドを記録し、テキサス州の最優秀選手に選ばれました。また、マクドナルド・オール・アメリカンゲームにも出場するなど、早くから注目を集めました。

大学は名門デューク大学に進学し、1年生ながら主力として活躍。リーグ戦では平均12.6得点、6.5リバウンドを記録しました。さらに、NCAAトーナメントでは平均14.3得点、9.3リバウンドと攻守にわたりチームを牽引し、デューク大学のNCAA王者に大きく貢献しました。

1年間プレーした後、2015年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明し、全体10位でマイアミ・ヒートに指名されました。

NBAでのキャリア

マイアミ・ヒート

2015-16シーズンの開幕戦でNBAデビュー。シックスマンとして活躍し、ヒートの2年ぶりのプレーオフ進出に貢献し、NBAオールルーキーチームのセカンドチームに選出されました。

2016-17シーズンは、ドウェイン・ウェイドの退団やクリス・ボッシュの健康問題による出場不可などを受け、飛躍が期待されました。しかし、相次ぐ負傷に悩まされ、2017年1月には右肩の手術のため、シーズン残りの試合を欠場することとなりました。

2017-18シーズンからは、ポイントフォワードとしてボール運びを任される時間帯が増え、プレイスタイルに幅が広がりました。

2018年10月には、2022年までの3年間で3900万ドルという契約延長に合意しました。

メンフィス・グリズリーズ

2020年2月6日、ミネソタ・ティンバーウルブズが絡んだ3チーム間のトレードでメンフィス・グリズリーズに放出されました。

ロサンゼルス・クリッパーズ

2021年8月8日、ロサンゼルス・クリッパーズと2年契約を結びました。

ポートランド・トレイルブレイザーズ

2022年2月4日、ノーマン・パウエルとロバート・コビントンとの交換で、エリック・ブレッドソー、キーオン・ジョンソン、2025年の2巡目指名権とともにポートランド・トレイルブレイザーズへ移籍しました。

ラプターズ・905

2023年10月20日にトロント・ラプターズとの契約に合意しましたが、同日に解雇されました。その後、10月30日にNBAGリーグのラプターズ・905との契約に合意しました。

2024年2月10日にはトロント・ラプターズと10日間契約を結びましたが、試合出場はありませんでした。2月20日にラプターズ・905に復帰しています。

人物

父のリッキー・ウィンスローも元バスケットボール選手で、ヒューストン大学時代にはアキーム・オラジュワンとプレーした経験を持っています。NBAでは目立った活躍はできませんでしたが、スペインやトルコなどで活躍しました。

プレースタイル

高い身体能力を生かしたアグレッシブなプレースタイルが特徴で、得点能力だけでなく、リバウンドやディフェンスでもチームに貢献できる選手です。また、ポイントフォワードもこなせるユーティリティ性も持ち合わせています。

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