ジャスティン・ウィルソン (野球)

ジャスティン・ジェームズ・ウィルソン

ジャスティン・ジェームズ・ウィルソン（Justin James Wilson）は、1987年8月18日にアメリカ合衆国カリフォルニア州アナハイムで生まれたプロ野球選手で、現在はMLBのシンシナティ・レッズに所属しています。彼は左投左打の投手であり、愛称は「Jウィリー」と親しまれています。この記事では、ウィルソンのプロ入り前の経歴や、MLBでのキャリア、投球スタイルについて詳しくご紹介します。

経歴

プロ入り前

ウィルソンは、2005年のMLBドラフトでロサンゼルス・ドジャースから37巡目（全体1126位）で指名を受けましたが、契約せずにカリフォルニア州立大学フレズノ校に進学します。大学時代の2008年にはエースとして活躍し、チームを大学全米一へと導いた重要なプレイヤーでした。この年の決勝戦では、見事勝利投手になるなど、その才能を示しました。

プロ入りとパイレーツ時代

2008年のMLBドラフトでピッツバーグ・パイレーツから5巡目（全体144位）で指名され、プロとしてのキャリアが始まりました。ウィルソンは2009年にA-級リンチバーグ・ヒルキャッツでプロデビューを果たし、マイナーリーグで先発投手として成長しました。2010年にはAA級アルトゥーナ・カーブで11勝を挙げ、2011年にはAAA級インディアナポリス・インディアンスで10勝、2012年にも9勝をマークしました。2012年にはサンディエゴ・パドレス戦でメジャーデビューを果たし、その年には6試合にリリーフとして登板し、防御率1.93という好成績を残しました。2013年には58試合に登板し、チームのポストシーズン進出に寄与する活躍を見せました。

ヤンキースとタイガース時代

2014年にヤンキースにトレード移籍し、2015年には74試合に登板して大きな活躍をしました。2015年のオフにはデトロイト・タイガースに移籍し、2016年には初セーブを記録しました。さらに、2017年にはフランシスコ・ロドリゲスの不調によりクローザーとして42試合に登板し、安定した成績を残しました。

カブスとメッツ時代

ウィルソンは2017年にシカゴ・カブスにトレードされましたが、移籍後はスランプに陥ります。2018年には71試合に登板し、徐々に調子を取り戻しました。その後、2019年にはニューヨーク・メッツと契約を結びました。

ヤンキース復帰とレッズ移籍

2021年に再びヤンキースに戻り、2021年7月にシンシナティ・レッズにトレード移籍しました。2023年にはミルウォーキー・ブルワーズとも契約を結びましたが、その後レッズに復帰し、新たな契約を締結しました。

投球スタイル

ウィルソンは、さまざまな投球スタイルを持ちながら、特に速球で知られています。彼の投球の約8割を占める速球は、最高で100.4mph（約161.6km/h）に達します。この強力な速球に加え、左打者にも右打者にも対応できる投球能力を持つため、非常にバランスのとれた投手と言えるでしょう。

まとめ

総じて、ジャスティン・ウィルソンは、プロ入りから現在に至るまで多くのチームで活躍してきた投手です。彼の独特な投球スタイルとメジャーリーグでの実績は、今後も多くのファンに支持され続けることでしょう。彼のこれからの活躍にも、引き続き注目が集まります。

もう一度検索