ジャック・コハノウィッツ

ジャック・フォン・コハノウィッツ：若き右腕、メジャーの舞台へ

ジャック・フォン・コハノウィッツ（Jack Von Kochanowicz）は、2000年12月22日生まれ、アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア出身のプロ野球選手。ロサンゼルス・エンゼルスに所属する投手で、右投左打。

プロ入りの経緯とマイナーリーグでの歩み

2019年のMLBドラフトで、エンゼルスから3巡目（全体92位）という高い評価を受け指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。

2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でマイナーリーグの試合が開催されず、公式戦への出場機会はありませんでした。

2021年、A-級インランド・エンパイア・シックスティシクサーズでプロデビューを果たし、20試合（うち18試合が先発）に登板。4勝2敗、防御率6.91、73奪三振という成績を残しました。

2022年も同チームでプレーし、17試合（うち9試合先発）に登板。4勝4敗、防御率4.99、53奪三振を記録しました。

2023年は、A+級トライシティ・ダストデビルズとAA級ロケットシティ・トラッシュパンダズの2球団でプレーし、合計21試合に先発登板。5勝5敗、防御率5.27、69奪三振という成績でした。シーズンオフには、ルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐため、40人枠に登録されました。

メジャー昇格と初勝利

2024年もAA級ロケットシティ・トラッシュパンダズでプレーし、16試合に先発して5勝6敗、防御率4.55の成績を残し、7月11日にメジャー昇格を果たしました。同日のシアトル・マリナーズ戦でメジャーデビューを飾りますが、3回5失点（4自責点）で敗戦投手となりました。その後、20日にも先発するも4回7失点と打ち込まれ、22日にAA級トラッシュパンダズに降格。

しかし、8月7日に再びメジャーに昇格すると、11日の先発登板で7回2/3を2失点に抑え、メジャー初勝利を挙げました。再昇格後は好調を維持し、5試合連続でクオリティ・スタートを記録するなど安定した投球を見せ、5失点以上を喫する試合はありませんでした。この年は、11試合に先発して2勝6敗、防御率3.99、25奪三振という成績を残しました。

プレースタイルと将来への期待

コハノウィッツ投手は、恵まれた体格から投げ込まれる角度のある速球と、多彩な変化球を織り交ぜて打者を打ち取る本格派右腕です。メジャーデビュー後、一度降格を経験するも、すぐに再昇格を果たし、初勝利を挙げるなど、その潜在能力の高さを示しました。今後の成長と活躍が期待される若手投手の一人です。

年度別投手成績

（2024年度シーズン終了時）

年度別守備成績

（2024年度シーズン終了時）

背番号

64（2024年 - ）

外部リンク

MLB公式サイト - ジャック・フォン・コハノウィッツ
Twitter - ジャック・フォン・コハノウィッツ
* Instagram - ジャック・フォン・コハノウィッツ

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