ジャデベオン・クラウニー

ジェイドベオン・ダバルス・クラウニー（Jadeveon Davarus Clowney、1993年2月14日 - ）は、アメリカ合衆国サウスカロライナ州ロックヒル出身のアメリカンフットボール選手で、ポジションはディフェンシブエンド（DE）です。現在はNFLのカロライナ・パンサーズに所属しています。

プロ入り前

サウスポイント高校を経て、サウスカロライナ大学でカレッジフットボール選手として活躍しました。2年次の2012年には、13回のサックと23.5回のタックルを記録し、大学の新記録を樹立。カンファレンスの年間最優秀ディフェンス選手に選ばれたほか、オールアメリカンにも選ばれるなど、その才能を高く評価されました。大学通算では37試合に出場し、129回のタックルと24回のサックを記録しました。4年次を待たずにNFLドラフトに参加することを決意しました。

ヒューストン・テキサンズ

2014年のNFLドラフトで、クラウニーは全体1位という最高の評価でヒューストン・テキサンズから指名を受けました。開幕戦のワシントン・レッドスキンズ戦でプロデビューを果たしましたが、ルーキーイヤーは怪我の影響もあり、4試合の出場に留まりました。

2015年シーズン第7週のマイアミ・ドルフィンズ戦で、キャリア初のサックを記録しました。このシーズンは13試合に出場し、4.5サックを挙げています。

2016年シーズンには、6サック、16ロスタックルを記録し、プロボウルとオールプロに選出されるなど、その実力を証明しました。

2017年、シーズン開幕前に5年目オプションの行使が発表されました。第3週のニューイングランド・ペイトリオッツ戦では、相手QBトム・ブレイディのファンブルしたボールを拾い、キャリア初のタッチダウンを記録しました。このシーズンは2年連続でプロボウルに選出されましたが、膝の怪我により試合には出場しませんでした。

2018年第4週のインディアナポリス・コルツ戦では、2サック、ファンブルリカバー、タッチダウンを記録し、週間MVPに選ばれました。このシーズンは3年連続でプロボウルに選出されています。

ルーキー契約満了後、フランチャイズタグがつけられましたが、テキサンズとの契約はまとまらず、移籍することになりました。

シアトル・シーホークス

2019年8月31日に、ジェイコブ・マーティン、バーケビアス・ミンゴ、2020年のNFLドラフト3巡目指名権とのトレードでシアトル・シーホークスに移籍しました。第4週のアリゾナ・カージナルス戦では、キャリア初のインターセプトタッチダウンを相手QBカイラー・マレーから記録しました。第10週のサンフランシスコ・49ers戦では、相手QBジミー・ガロポロからファンブルフォースとファンブルリカバータッチダウンを記録し、週間MVPを受賞しました。このシーズンはNFLトップ100プレイヤーの41位にランクインしました。

テネシー・タイタンズ

2020年9月8日にテネシー・タイタンズと1年契約を結び移籍しましたが、11月に負傷者リスト入りし、シーズンは8試合の出場に留まりました。

クリーブランド・ブラウンズ

2021年4月14日にクリーブランド・ブラウンズと1年契約を結びました。このシーズンは14試合に出場し、37タックル・9サックを挙げる活躍を見せました。

2022年シーズンもブラウンズと1年契約を延長しましたが、チームの選手起用法を批判したことにより、シーズン最終戦でインアクティブになるなどチームとの関係に溝が生じ、オフにFAとなりました。

ボルチモア・レイブンズ

2023年8月19日にボルチモア・レイブンズと1年契約を結びました。このシーズンは17試合に出場し、キャリアハイとなる9.5サックを記録し、チームの地区優勝とプレーオフ第1シード獲得に大きく貢献しました。

カロライナ・パンサーズ

2024年3月27日にカロライナ・パンサーズと2年契約を結び、新たなチームでプレーすることになりました。

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