ジミー・ガロポロ

ジェームズ・ガロポロ：苦難を乗り越え、輝きを放つQBの軌跡

ジェームズ・リチャード・ガロポロ（James Richard Garoppolo, 1991年11月2日 - ）は、アメリカ合衆国イリノイ州出身のプロアメリカンフットボール選手。現在はNFLのロサンゼルス・ラムズにクォーターバックとして所属しています。

プロ入り前：大学時代の輝かしい実績

ガロポロは、ローリング・メドーズ高校を経てイースタン・イリノイ大学に進学。2010年から2013年まで同大学でプレーしました。1年目から先発QBの座を掴み、着実に成長。2年次にはパス2,644ヤード、20タッチダウンを記録。3年次にはパス3,823ヤード、31タッチダウンと記録を伸ばし、4年次にはパス5,050ヤード、53タッチダウンという驚異的な数字を残しました。

彼は、後にダラス・カウボーイズで活躍するトニー・ロモが保持していたイースタン・イリノイ大学の記録を更新。ウォルター・ペイトン賞を受賞するなど、大学フットボール界でその名を轟かせました。

NFLキャリア：栄光と苦難の連続

ニューイングランド・ペイトリオッツ時代（2014-2017）

2014年のNFLドラフトで、ニューイングランド・ペイトリオッツから2巡目全体62番目で指名を受け、NFL入りを果たしました。トム・ブレイディという絶対的なエースQBの控えとして、出場機会は限られていましたが、その才能の片鱗を見せる場面もありました。2016年にはブレイディの出場停止期間中に先発QBを務め、チームの勝利に貢献。ペイトリオッツの一員として、第49回、第51回スーパーボウル制覇を経験しました。

サンフランシスコ・フォーティナイナーズ時代（2017-2022）

2017年シーズン途中、サンフランシスコ・フォーティナイナーズへトレード。移籍後、先発QBとしてチームを牽引し、低迷していたチームを立て直しました。2017年シーズンは、ガロポロが先発に定着してから5連勝を記録。シーズン終了後には、NFL史上最高額となる5年1億3750万ドルの契約を結びました。

しかし、2018年シーズンは、左膝前十字靭帯損傷という大怪我に見舞われ、シーズンを棒に振ってしまいます。2019年には見事復帰し、チームを7年ぶりの地区優勝に導き、スーパーボウルにも出場。惜しくもカンザスシティ・チーフスに敗れましたが、その実力を改めて証明しました。

2020年、2021年シーズンは怪我に苦しみ、安定した活躍を見せることができませんでした。2021年シーズンにはNFCチャンピオンシップまで進出しましたが、ラムズに敗れスーパーボウル出場はなりませんでした。

2022年シーズンは怪我の影響もあり、本来のパフォーマンスを発揮できませんでした。

ラスベガス・レイダース時代（2023）

2023年3月17日にラスベガス・レイダースと3年契約を結びましたが、怪我や不調により、シーズン途中で先発QBの座をルーキーに譲り、シーズン後に放出されました。

ロサンゼルス・ラムズ時代（2024-）

2024年3月19日にロサンゼルス・ラムズと単年契約を結びました。しかし、薬物規定違反により出場停止処分を受け、その後は控えQBとしてシーズンを過ごしています。

プレースタイルと評価

ガロポロは、正確なパスと高いリーダーシップが持ち味のクォーターバックです。的確な判断力と冷静なプレーで、チームを勝利に導くことができます。度重なる怪我に苦しみながらも、その度に立ち上がり、チームのために全力を尽くす姿勢は、多くのファンを魅了しています。

今後の展望

ラムズでの役割はまだ不透明ですが、ベテランQBとしてチームを支え、若手選手の育成に貢献することが期待されています。ガロポロの今後の活躍から目が離せません。

年度別成績

(成績データは省略)

外部リンク

サンフランシスコ・フォーティナイナーズのプロフィールへのリンク'>San Francisco 49ers profile
Eastern Illinois profile

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