ジャボンテ・グリーン

ジャボンテ・グリーン：異国の地からNBAへ、不屈の精神で道を切り拓く

ジャボンテ・グリーン（Javonte Green, 1993年7月23日 - ）は、アメリカ合衆国バージニア州ピーターズバーグ出身のプロバスケットボール選手です。NBAのクリーブランド・キャバリアーズに所属し、スモールフォワードまたはパワーフォワードとして、その強靭なフィジカルと高い運動能力でチームに貢献しています。

プロキャリアの始まり：ヨーロッパでの挑戦

ラドフォード大学卒業後、2015年のNBAドラフトでは指名を得られず、グリーンは海外でのプロキャリアをスタートさせます。2015年9月、スペイン3部リーグのCBマリン・ペイシェガレゴと契約。その後、イタリア2部リーグのパラカネストロ・トリエステ（2016年）、ドイツのレシオファーム・ウルム（2018年）と渡り歩き、着実に実力を磨きました。

NBAへの挑戦：ボストン・セルティックスでのデビュー

2019年、グリーンはボストン・セルティックスの一員としてサマーリーグに参加し、全5試合で平均10.8得点、4.8リバウンド、2.8アシスト、1.8スティールを記録。その活躍が認められ、7月25日にセルティックスと2年契約を結び、念願のNBAプレーヤーとなりました。

2019年10月25日のトロント・ラプターズ戦でNBAデビュー。わずか4秒の出場時間でしたが、チームは勝利。グリーンはNBA史上初のラドフォード大学出身の選手となりました。11月7日のシャーロット・ホーネッツ戦では12得点を記録し、チームの勝利に貢献。しかし、2020年8月には右膝半月板の手術を受け、プレーオフを欠場することとなりました。

シカゴ・ブルズ、そして各地を転戦

2021年3月25日、3チームが絡むトレードでシカゴ・ブルズへ移籍。同年8月19日にはブルズとの再契約に合意しました。その後、2023年10月にはゴールデンステート・ウォリアーズと契約するもすぐに解雇され、NBAGリーグのサンタクルーズ・ウォリアーズへ加入。しかし、2024年3月23日には古巣であるシカゴ・ブルズとの10日間契約に合意し、4月1日にはシーズン終了までの契約を結びました。4日後のニューヨーク・ニックス戦ではキャリアハイとなる25得点、13リバウンドを記録し、チームを勝利に導きました。

ニューオーリンズ・ペリカンズ、そしてクリーブランド・キャバリアーズへ

2024年8月22日、ニューオーリンズ・ペリカンズとの契約に合意しましたが、2025年2月20日にバイアウトで合意。そして2月23日、クリーブランド・キャバリアーズとの契約に合意し、現在に至ります。

ジャボンテ・グリーンのキャリアは、決して順風満帆ではありませんでした。NBAドラフトでの指名漏れ、海外での挑戦、怪我による離脱など、数々の困難を乗り越えてきました。しかし、彼は常に前向きな姿勢を崩さず、努力を続け、自身の道を切り拓いてきました。彼の不屈の精神と、常に全力でプレーする姿勢は、多くのファンに感動を与え、勇気づけています。今後の彼の活躍から目が離せません。

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