ジャレッド・ヒューズ

ウィリアム・ジャレッド・ヒューズ（William Jared Hughes, 1985年7月4日 - ）は、アメリカ合衆国コネチカット州出身の元プロ野球選手（投手）。右投右打で、愛称は「ブル（Bull）」でした。

プロ入り前

2003年のMLBドラフトでタンパベイ・デビルレイズから指名を受けましたが、契約せずにサンタクララ大学へ進学。その後、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校へ転校しました。

プロ入り後

2006年のMLBドラフトでピッツバーグ・パイレーツから4巡目指名を受け、プロ入りを果たします。

ピッツバーグ・パイレーツ時代 (2011-2017)

2011年9月7日のヒューストン・アストロズ戦でメジャーデビュー。この年は12試合に登板し、防御率4.09を記録しました。

2012年には、パイレーツのブルペンに定着。66試合にリリーフ登板し、2勝2敗2セーブ、防御率2.85、WHIP1.15という好成績をマーク。特に防御率はルーキー投手の中ではトップクラスでした。同年には、シンシナティ・レッズ戦でブランドン・フィリップスに故意死球を与え、一触即発の場面もありました。

2013年は29試合の登板に留まり、防御率4.78とWHIP1.66は自己ワーストの数値となりました。

2014年は、前年の不調から脱却し、セットアッパーとして活躍。63試合に登板し、7勝5敗、防御率1.96、WHIP1.09という素晴らしい成績を記録しました。

2015年も好調を維持し、自己最多且つナショナルリーグ5位タイの76試合に登板。3勝1敗、防御率2.28、WHIP1.33という成績を残し、通算200試合登板を達成しました。

2016年もパイレーツのブルペンを支えましたが、防御率とWHIPは上昇し、前2シーズンと比べて低調な内容となりました。

2017年3月29日に自由契約となりました。

ミルウォーキー・ブルワーズ時代 (2017)

2017年4月2日にミルウォーキー・ブルワーズと契約。67試合に登板し、5勝3敗1セーブ・防御率3.02の成績を残しましたが、オフにノンテンダーFAとなりました。

シンシナティ・レッズ時代 (2018-2019)

2017年12月26日にレッズと契約。2019年7月30日のパイレーツ戦で、報復としてスターリング・マルテに故意死球を投じたため退場処分を受け、MLBから出場停止と罰金の処分を受けました。

フィラデルフィア・フィリーズ時代 (2019)

2019年8月15日にウェイバー公示を経てフィラデルフィア・フィリーズへ移籍し、オフにFAとなりました。

ニューヨーク・メッツ時代 (2020)

2020年はアストロズとマイナー契約を結びましたが、自由契約となり、その後ニューヨーク・メッツとメジャー契約。オフにFAとなりました。

2021年2月14日に現役引退を表明しました。

投球スタイル

長身から投げ下ろすシンカーを武器に、ゴロを打たせて取るピッチングを得意としていました。

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