ジャロッド・サルタラマッキア

ジャロッド・スコット・サルタラマッキア (Jarrod Scott Saltalamacchia)

ジャロッド・スコット・サルタラマッキアは、1985年5月2日にフロリダ州ウェストパームビーチで生まれた元プロ野球選手であり、主要なポジションは捕手である。彼は右投両打の能力を持ち、愛称は「サルティ」で親しまれていた。彼の名字、サルタラマッキアは非常に長く、メジャーリーグで最も長い名字の一つとして知られている。

経歴の始まり

サルタラマッキアは、2003年にアトランタ・ブレーブスからドラフト1巡目追補で指名されプロの世界に入った。プロ入り初年度はルーキーリーグでプレーし、46試合に出場して打率.239、2本塁打、14打点を記録した。2年目の2004年にはA級に昇格し、打率を272に上げ、10本塁打を放つなど、徐々に成績を向上させていった。

ブレーブス時代

2005年にはA+級で129試合に出場し、打率.314、19本塁打、81打点という素晴らしい成績を残し、注目のプロスペクトに成長。さらに、北京オリンピックの北中米予選でも活躍し、アメリカ代表としての地位を確立した。続く2006年、サルタラマッキアはAA級でプレーするも怪我に悩まされ、期待された成績は残せなかったものの、再度代表に選出されオリンピック出場権を獲得した。

2007年、サルタラマッキアはブレーブスでメジャー初昇格を果たす。正捕手のブライアン・マッキャンの怪我により、22歳の誕生日での昇格となった。彼は25試合に出場し、同時に一塁手としても起用された。

レンジャーズ時代

その後、サルタラマッキアは2008年にテキサス・レンジャーズに移籍。捕手としての役割を果たしつつ、一塁でも出場することが多くなった。2009年には正捕手として84試合に出場したが、右肩の怪我により出場が制限された。2010年も肩の故障に悩まされ、期待された活躍はできなかった。

レッドソックス時代

2010年、サルタラマッキアはボストン・レッドソックスに移籍するが、故障の影響で出場機会が限られ、わずか10試合の出場に留まった。しかし、2011年には103試合に出場し、打率.235、16本塁打を記録するなど、復調を見せた。

マーリンズ、ダイヤモンドバックス時代

その後、2013年にマイアミ・マーリンズと契約し、再び正捕手として114試合に出場。しかし、打撃成績は振るわず、自己ワーストの成績に陥った。2015年にはアリゾナ・ダイヤモンドバックスと契約し、メジャー契約を果たした後、デトロイト・タイガースとも契約した。

引退と私生活

サルタラマッキアは2019年に引退を発表。彼の妻アシュレイは彼の出身校の元体育教師で、彼とは特に親しい関係にある。長い名字を持つ彼は、その珍しさやユニークな経歴が多くのファンに愛されている。さらなる野球の楽しみや新しい世代の選手たちに影響を与える存在であり続けるだろう。

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