ジャロッド・ダイソン

ジャロッド・マーテル・ダイソンは、1984年8月15日生まれ、アメリカ合衆国ミシシッピ州マコーム出身の元プロ[[野球選手]]（外野手）です。右投左打で、その俊足とアグレッシブなプレースタイルでファンを魅了しました。

プロ入りとカンザスシティ・ロイヤルズ時代

2006年のMLBドラフトでカンザスシティ・ロイヤルズから50巡目という下位指名を受けプロ入り。2010年9月7日にメジャーデビューを果たしました。デビューイヤーからその俊足を活かし、18試合で9盗塁を記録。翌2011年には26試合で11盗塁をマークし、走塁スペシャリストとしての頭角を現しました。

2012年にはロレンゾ・ケインの控えとして出場機会が増加し、自己最多となる102試合に出場。30盗塁を記録し、その存在感を示しました。2014年には1年契約を結び、走塁のスペシャリストとしてチームのアメリカンリーグ優勝に大きく貢献。打率.269、24打点、36盗塁を記録し、通算100盗塁も達成。3年連続で30盗塁を超える活躍を見せました。

2015年は90試合に出場し、ア・リーグ3位となる26盗塁を記録。また、6本の三[[塁打]]を放つなど、塁上を賑わす活躍を見せました。オフには、故郷マコーム市でまだ名前のなかった通りが「ダイソン通り」と命名され、地元に貢献した功績が称えられました。2016年には打撃面でも成長を見せ、107試合に出場して打率.278、83安打、14二[[塁打]]、8三[[塁打]]、25打点、出塁率.340と自己最高の成績を記録。盗塁数も2年ぶりに30を超え、ア・リーグ2位タイとなりました。三[[塁打]]もリーグ2位タイと、持ち前のスピードを活かした活躍が目立ちました。

シアトル・マリナーズ時代

2017年1月6日、ネイサン・カーンズとのトレードでシアトル・マリナーズへ移籍。111試合に出場し、打率.251、5本塁打、30打点、28盗塁を記録し、チームに貢献しました。オフにFAとなりました。

アリゾナ・ダイヤモンドバックス時代

2018年2月19日、アリゾナ・ダイヤモンドバックスと2年総額750万ドルの契約を締結。2019年オフにFAとなりました。

ピッツバーグ・パイレーツ時代

2020年2月13日、ピッツバーグ・パイレーツと単年200万ドルの契約を結びました。

シカゴ・ホワイトソックス時代

2020年8月28日、インターナショナル・ボーナス・プールとのトレードでシカゴ・ホワイトソックスへ移籍。同年のオフにFAとなりました。

カンザスシティ・ロイヤルズ復帰とトロント・ブルージェイズ時代

2021年3月5日には古巣のロイヤルズと150万ドルの単年契約を結び、再びロイヤルズのユニフォームに袖を通しました。同年8月27日にはウェイバー公示を経てトロント・ブルージェイズへ移籍しましたが、オフにFAとなり、その後はプレーしていません。

プレースタイル

ジャロッド・ダイソンの最大の武器は、何と言ってもその俊足です。塁に出れば相手バッテリーを大いに揺さぶり、相手の隙を突いて次の塁を陥れる能力は、チームにとって大きなアドバンテージとなりました。また、守備でも球際の強さを見せ、2016年8月25日にはマーリンズ戦で本塁打性の打球をキャッチする離れ業も披露しています。

ダイソンの背番号は、ロイヤルズ時代には「1」を、パイレーツ時代には「6」を着用。ホワイトソックス移籍後は「32」となりました。ちなみに、ホワイトソックス初出場の2020年8月28日はジャッキー・ロビンソン・デーのため、特別に「42」を着用しています。

引退後も、彼のスピードとアグレッシブなプレーはファンの記憶に深く刻まれています。

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