ジャワ島南西沖地震

ジャワ島南西沖地震（2006年）

2006年7月17日、インドネシアのジャワ島南西沖で大規模な地震が発生しました。地震が発生した時刻は、協定世界時（UTC）で8時19分28秒、現地時間では午後3時19分28秒です。

地震の概要

アメリカ合衆国地質調査所（USGS）の発表によると、この地震の規模はモーメントマグニチュード7.7と推定されています。インドネシア気象地理庁（BMKG）は、震源地をバンドンの南約620kmのインド洋、震源の深さを32kmと発表しました。当初、津波の規模は2～3m程度と報道されましたが、その後の調査で7m以上の規模であったことが判明しています。

被害状況

この地震により、震源に近い地域では強い揺れが発生し、海岸部では津波が押し寄せ、甚大な被害をもたらしました。インドネシア政府の発表によると、死者は300人を超え、3万人以上が一時的に避難を余儀なくされました。特に被害が大きかったのは、パンガンダラン市のリゾート地であるパガンダランビーチで、200人以上の死者が出たと推定されています。この地域は観光客が多く訪れる場所であったため、正確な被害者数を把握するのが困難な状況です。

国際的な支援

インドネシア政府は、この地震による被害に対し、国際社会に支援を要請しました。日本は、この要請に応え、国際協力機構（JICA）を通じて、7月19日にテント、毛布、給水施設などの物資を供与しました。その他、多くの国や国際機関がインドネシアに対し、人道支援を行いました。

まとめ

ジャワ島南西沖地震は、インドネシアに大きな被害をもたらした自然災害でした。地震と津波という複合的な災害により、多くの人々が犠牲となり、生活基盤を失いました。この災害を教訓に、今後の防災対策や国際協力の重要性が改めて認識されました。

関連情報

* ジャワ島中部[[地震]]

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