ジョエル・パヤンプス

ジョエル・エリアス・パヤンプス投手：メジャーリーグでの活躍とキャリア遍歴

ジョエル・エリアス・パヤンプスは、1994年4月7日、ドミニカ共和国のサンティアゴ・デ・ロス・カバリェロスに生まれました。右投げ右打ちの投手として、2011年5月にコロラド・ロッキーズとアマチュア・フリーエージェント契約を結び、プロ野球の世界へ足を踏み入れました。

ロッキーズ傘下時代とメジャーデビュー

プロ入り後は、ロッキーズ傘下のマイナーリーグで経験を積みました。ルーキーリーグから始まり、徐々にレベルの高いリーグでプレー。複数のチームを渡り歩きながら、制球力や球速向上に励みました。しかし、メジャー昇格には至らず、2015年5月には自由契約となりました。同年11月には、ドミニカ共和国代表としてWBSCプレミア12に出場するなど、国際舞台でも経験を積みました。

各球団での活躍

2015年11月、アリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結び、再びマイナーリーグでプレーを続けます。ダイヤモンドバックス傘下では、A級、AA級、AAA級とレベルを上げながら着実に経験を積み重ね、2019年8月17日、念願のメジャーリーグ昇格を果たしました。ロッキーズ戦でメジャーデビューを飾ると、2019年と2020年はメジャーで計4試合に登板しました。

その後は、レッドソックス、ブルージェイズ、ロイヤルズ、アスレチックスと、複数の球団を渡り歩くことになります。それぞれのチームで経験を積み、2021年にはロイヤルズでメジャー初先発登板を果たすなど、着実に実績を上げていきます。各球団では、主にリリーフとして登板する機会が多かったものの、安定した投球を披露し、チームに貢献しました。

ブルワーズ時代とWBC

2022年12月、3チーム間のトレードによって、ミルウォーキー・ブルワーズへ移籍。2023年シーズンは、ブルワーズの一員として開幕を迎えました。さらに、同年3月に行われた第5回WBCでは、ドミニカ共和国代表チームの補欠選手として選出されるなど、国際舞台でも活躍を見せています。

投球スタイル

パヤンプス投手の武器は、平均球速約149.7km/h、最速約154.5km/hを誇るフォーシームと、切れのあるスライダーです。この2つの球種を軸に、打者を翻弄する投球スタイルを確立しています。

今後の展望

複数の球団を渡り歩きながらも、着実にメジャーリーグでの実績を積み重ねてきたパヤンプス投手。安定した投球と、強力な球速を武器に、今後の活躍にも期待が高まります。メジャーリーグでの更なる活躍、そしてドミニカ共和国代表としての国際舞台での活躍に注目が集まります。今後の活躍に期待しましょう。

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