ジョシュ・チルドレス

ジョシュ・チルドレス（Joshua Malik Childress, 1983年6月20日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスハーバーシティ地区出身のバスケットボール選手です。ポジションはシューティングガード、スモールフォワードをこなすスウィングマンとして知られています。

プロ入り前

地元の高校を卒業後、名門スタンフォード大学に進学。大学3年生時には、平均15.7得点、7.5リバウンドを記録し、Pac-10カンファレンスの年間最優秀選手に選出されるなど、目覚ましい活躍を見せました。大学での3年間を終えた時点で、NBAアーリーエントリーを表明しました。

NBAでのキャリア

2004年のNBAドラフトにおいて、アトランタ・ホークスから全体6位という高評価で指名を受け、プロのキャリアをスタートさせました。ルーキーシーズンには、出場試合の約半数で先発を任され、平均10.1得点、6.0リバウンドを記録。オールルーキーセカンドチームにも選出されるなど、将来を嘱望される選手として注目を集めました。

海外リーグへの挑戦

2008年のオフシーズン、チルドレスはギリシャの強豪クラブ、オリンピアコスBCと契約し、ヨーロッパでのプレーを選択しました。その後、2010年にはフェニックス・サンズに移籍し、NBAに復帰を果たしました。

NBA復帰後

サンズでのプレーを経て、2012年9月にはブルックリン・ネッツに移籍しますが、同年12月29日に解雇。2013年9月27日にはニューオーリンズ・ペリカンズと契約するも、シーズン開幕後に再び解雇されるなど、NBAでの安定した居場所を確保するには至りませんでした。

オーストラリア、そして日本へ

2014年8月2日、チルドレスはオーストラリアのシドニー・キングスと契約し、新たな挑戦を始めました。その後、2016年3月8日には、NBA Dリーグのテキサス・レジェンズと契約。8試合に出場し、1試合平均12.0得点、8.5リバウンド、1.8アシストという成績を残しました。

2016年11月17日、ジャパンタイムズが、チルドレスがB.LEAGUEの三遠ネオフェニックスと契約を結ぶ見込みであると報道。翌18日にはクラブから正式発表があり、シーズン終了まで日本でプレーすることとなりました。三遠ネオフェニックスでは、その高い身体能力とバスケットボールIQを活かし、チームの勝利に大きく貢献しました。

再びNBAへの挑戦、そしてBリーグ復帰

2017年9月12日、デンバー・ナゲッツとシーズンキャンプに関する契約を結び、再びNBA復帰を目指しましたが、ロスター入りはなりませんでした。2018年11月6日には、再びB.LEAGUEの三遠ネオフェニックスと契約を結ぶことが発表され、日本でのプレーを再開しました。

ジョシュ・チルドレスは、NBAでの輝かしいキャリアだけでなく、ヨーロッパ、オーストラリア、そして日本といった様々な国でのプレー経験を持つ、国際的なバスケットボール選手です。その経験豊富なプレースタイルとリーダーシップは、どのチームにおいても貴重な存在となっています。

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