ジョナサン・メンサー

ジョナサン・メンサー：ガーナ代表を支える屈強なDF

ジョナサン・メンサー（Jonathan Mensah）は、1990年7月13日生まれ、ガーナ・アクラ出身のプロサッカー選手です。センターバック（DF）として、現在はメジャーリーグサッカー（MLS）のサンノゼ・アースクエイクスでプレーしています。ガーナ代表としても長らく活躍しており、国際Aマッチ70試合に出場、1得点を記録しています（2009年-2022年）。

クラブキャリア

初期:

メンサーは、母国ガーナの強豪、アシャンティ・ゴールドSCでプロとしてのキャリアをスタートさせました。その後、南アフリカのフリー・ステイト・スターズFCへ移籍し、海外でのプレーを経験しました。一時はギリシャのパナシナイコスFCへの移籍も検討されましたが、外国人枠の問題で実現には至りませんでした。

ウディネーゼ:

2010年1月、イタリア・セリエAのウディネーゼ・カルチョへ移籍。しかし、すぐにスペイン・セグンダ・ディビシオン（2部）のグラナダCFへローン移籍し、1年間の在籍でプリメーラ・ディビシオン（1部）昇格を経験しました。

エヴィアン:

2011年7月8日、フランス・リーグ・アンに昇格したエヴィアン・トノン・ガイヤールFCと4年契約を締結。しかし、2012-13シーズンはコンディション不良に苦しみ、リザーブチームでの出場が主となりました。2013-14シーズンにはトップチームに復帰し、リーグ開幕戦でフル出場を果たしました。

2015年には、FIFAから代表戦を除く4か月間の出場停止処分を受けました。これは、当時ウディネーゼとの契約が残っていたにも関わらず、フリーエージェントであると偽ってエヴィアンと契約したことが理由です。

アンジ・マハチカラ:

2016年2月23日、ロシアサッカー・プレミアリーグのFCアンジ・マハチカラと2年半の契約を結びました。

コロンバス・クルー:

2017年1月3日、MLSのコロンバス・クルーに移籍し、アメリカでのプレーを開始しました。

サンノゼ・アースクエイクス:

2023年2月10日、同じくMLSのサンノゼ・アースクエイクスへ移籍。現在も同クラブで活躍しています。

代表キャリア

メンサーは、ガーナ代表としても長年にわたり重要な役割を果たしてきました。

2009年には、アフリカユース選手権で優勝し、大会の優秀選手10人にも選出されました。2010年の南アフリカ・ワールドカップでは、マイケル・エッシェンの後を継いで8番の背番号を託され、センターバックのレギュラーとして活躍。グループステージ2試合と決勝トーナメント1回戦に出場し、アメリカ戦での勝利に貢献しました。

2014年のブラジル・ワールドカップにも出場し、開幕戦のアメリカ戦に先発出場しました。アフリカネイションズカップ2015では、全試合にフル出場し、決勝まで進出しましたが、コートジボワールとのPK戦の末、惜しくも準優勝に終わりました。

主な出場大会:

2010 FIFAワールドカップ
2014 FIFAワールドカップ

タイトル

U-20ガーナ代表:

アフリカユース選手権: 2009
FIFA U-20ワールドカップ: 2009

ジョナサン・メンサーは、屈強なフィジカルと高い守備能力を武器に、クラブと代表の両方で長年にわたり活躍を続けている、ガーナを代表するサッカー選手の一人です。

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