ジョナタン・ロアイシガ

ジョナタン・スタンリー・ロアイシガ・エストラダについて

ジョナタン・スタンリー・ロアイシガ・エストラダは、1994年11月2日生まれのニカラグア出身のプロ野球選手で、主に投手として活躍しています。彼は現在、メジャーリーグベースボール（MLB）のニューヨーク・ヤンキースに所属しています。ロアイシガは、その強力な投球スタイルと印象的な成績で注目を集めています。

経歴

プロ入りとジャイアンツ時代

ロアイシガは2012年の9月にアマチュア・フリーエージェントとしてサンフランシスコ・ジャイアンツと契約し、プロの世界に足を踏み入れました。2013年には傘下のルーキーリーグ、ドミニカン・サマーリーグ・ジャイアンツでプロデビューを果たし、13試合に先発して8勝1敗、防御率2.75という素晴らしい成績を収めました。しかし、2014年および2015年のシーズンは怪我の影響で全く出場できず、最終的に2015年5月には自由契約となりました。

ヤンキースでの活躍

2016年2月、ロアイシガはニューヨーク・ヤンキースと契約を結び、新たなスタートとなりました。同年3月には2017年のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）にニカラグア代表としての選出を受けましたが、同年3月には代表が予選敗退してしまいました。2016年シーズンはA級チャールストン・リバードッグスで開幕したものの、5月にトミー・ジョン手術を受け、この年はわずか1試合の登板となりました。しかし、オフシーズン中に40人枠に追加され、復活の機会が待たれていました。

2017年にはガルフ・コーストリーグ・ヤンキースで復帰し、7先発で防御率2.30を記録。その後、A-級スタテンアイランド・ヤンキースに昇格し、4先発で防御率0.53という驚異的な成績を残しました。2018年シーズンにはA+級タンパ・ターポンズからスタートし、さらにAA級トレントン・サンダーへ昇格するなど、順調に成長を続けました。特に、6月14日にはメジャーリーグに昇格し、タンパベイ・レイズ戦で先発として登板。5回無失点でのメジャー初勝利を挙げ、注目を浴びました。

その後、肩の炎症により7月にAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースに降格しましたが、2018年のデビューイヤーは9試合に登板し、2勝0敗、防御率5.11、WHIP1.54を記録。また、奪三振率は12.0に達し、投球イニングを上回る三振を奪う圧倒的な存在感をみせました。

投球スタイル

ロアイシガの強力な武器は、そのシンカーです。最速101.1mph（約162.7km/h）を計測し、このシンカーが全投球の約6割を占めています。加えて、彼はカーブやチェンジアップといった変化球も操ることができ、バッターにとっては非常に厄介なピッチャーとして知られています。

代表歴

ロアイシガは2017年と2023年のワールド・ベースボール・クラシックにおいてニカラグア代表としても選出され、国を代表する選手としてのプライドと経験を積んでいます。これからの彼の活躍が、更なる期待を呼ぶことでしょう。

もう一度検索