ジョニー・ゴームズ

ジョナサン・ジョンソン・ゴームズ

ジョナサン・ジョンソン・ゴームズは、1980年11月22日生まれの元プロ野球選手で、現在はコーチを務めています。カリフォルニア州サンフランシスコ出身の彼は、外野手として活躍し、愛称の「アイアンサイズ」はその勇敢さを表現しています。

経歴

プロ入りとレイズ時代

ゴームズは2001年のMLBドラフトにおいてタンパベイ・デビルレイズから18巡目で指名を受け、プロ野球選手としての道を歩み始めました。マイナーリーグでのプレーを経て、2003年にはメジャーデビューを果たしました。しかし始めた頃は試練も多く、試合出場数は限られていました。2005年にはメジャー復帰を果たし、1シーズンで21本塁打を記録し、新人王投票では3位に選ばれるなど、その実力を示しました。

レッズ時代

2009年にはシンシナティ・レッズと契約し、98試合に出場して20本塁打以上を記録しました。その後2010年には148試合に出場し、自己最高の成績をマーク。打率は.266、打点86を記録し、攻撃力を大いに発揮しました。

ナショナルズとアスレチックス

2011年にはワシントン・ナショナルズに移籍。その後2012年にはオークランド・アスレチックスと契約し、再び地区優勝に貢献しました。特に2013年のワールドシリーズでは、逆転ホームランを放つなど、タイトル獲得の重要な役割を果たしました。

ブレーブスとロイヤルズ、楽天時代

また、2015年にはアトランタ・ブレーブスでプレーし、その後カンザスシティ・ロイヤルズにも移籍しました。2016年には日本の東北楽天ゴールデンイーグルスとも契約しましたが、実戦では不振が続き、わずか18試合の出場で1本塁打に終わりました。

現役引退とコーチ業

現役引退後、ゴームズはアリゾナ・ダイヤモンドバックス傘下のルーキーリーグで打撃コーチを務めています。選手時代の経験を生かし、若い選手たちの指導に力を入れています。

選手としての特徴

ゴームズは、チーム内での雰囲気を盛り上げるムードメーカーとして知られています。走攻守における闘志あふれるプレースタイルと、メジャーリーグでは478フィートもの本塁打を記録したことでも知られています。対左投手に強く、打率やOPSともに好成績を残しましたが、対右投手の成績は厳しいものでした。

彼はかつて明るく元気な性格で、チーム内外でのコミュニケーション能力も高く評価されていました。

プライベート

幼少期には家庭の問題や経済的な困難を経験しましたが、持ち前の明るさで乗り越えました。2013年のレッドソックスの優勝パレードでは自らの信念を示すタトゥーを彫るなど、ユーモアあふれる一面も見せています。

ゴームズは日本のファンに対しても感謝の意を示し、言葉の壁を乗り越える中で彼らと過ごした時間がどれほど貴重だったかを述べるなど、心優しい一面も持っています。彼のキャリアには多くのドラマがありましたが、そのプレーと人間性は多くの人々に愛され、今後も多くの選手にインスピレーションを与えることでしょう。

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