ジョニー・ジューザン

ジョナサン・アン・ジューザン（Jonathan Anh Juzang, 2001年3月17日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身のプロバスケットボール選手です。NBAのユタ・ジャズに所属し、ポジションはシューティングガードを務めます。

経歴

ハイスクール

高校3年次には平均23得点、8.5リバウンド、3.4アシストを記録し、ミッション・リーグのMVPを受賞。チームを2011年以来となる州大会優勝に導きました。その後、学年を変更し、卒業を1年早めています。

リクルート

主要サイトから4つ星評価を受け、ケンタッキー大学へ進学。バージニア大学からもオファーを受けていました。地元のUCLAへの進学も検討していましたが、当時UCLAではヘッドコーチのスティーブ・アルフォードが解雇されたばかりで、新ヘッドコーチのミック・クローニンと関係を築く時間がなかったため断念しました。

カレッジ

ケンタッキー大学

1年目の2019-20シーズンは、タイリース・マクシー、イマニュエル・クイックリーの控えとしてプレー。しかし、ディフェンスに課題があり、シュートの精度も低かったため、ヘッドコーチのジョン・カリパリからの信頼を得られず、十分なプレータイムを得られませんでした。このシーズンは平均2.9得点に留まり、シーズン終了後に転校を発表しました。

UCLA

2年目の2020-21シーズン、高校時代にも進学を検討していたUCLAへ転校。このシーズンは先発に定着し、前年から大きく成績を伸ばしました。2021年2月13日のワシントン大学戦ではキャリアハイとなる32得点を記録。この試合でのチームの総得点は64であり、UCLAの選手が1人で総得点の半分を記録したのは、レジー・ミラー以来35年ぶりでした。同年のNCAAトーナメントではファイナル・フォーに進出し、ゴンザガ大学との準決勝ではオーバータイム残り3.3秒で同点に追いつくレイアップを成功させましたが、直後にジェイレン・サッグスにブザービーターを決められ、惜しくも敗退しました。シーズン終了後、2021年のNBAドラフトへアーリーエントリーしましたが、ドラフトコンバインに参加した後にこれを取りやめ、大学に残ることを決意しました。
3年目の2021-22シーズンは平均15.6得点、4.7リバウンドの成績を記録し、NABCのオールアメリカンサードチームに選出されました。NCAAトーナメントでは準々決勝でノースカロライナ大学に敗れ、シーズン終了後に2022年のNBAドラフトへアーリーエントリーしました。

NBA

ユタ・ジャズ

ドラフトでは指名されませんでしたが、2022年のNBAサマーリーグにユタ・ジャズの一員として参加する予定でした。しかし、ユタに到着した数日後に自動車事故に遭い、サマーリーグデビューは遅れました。サマーリーグ後、ユタ・ジャズとツーウェイ契約に合意しました。
2023年7月19日には、ジャズと再びツーウェイ契約を締結。
2024年4月7日のゴールデンステート・ウォリアーズ戦では、キャリアハイとなる27得点を記録しましたが、チームは110-118で惜敗しました。

家族

父のマクシーはクリオーリョ、母のハンはベトナム人です。兄のクリスチャンは元プロバスケットボール選手で、ハーバード大学を卒業後、ベトナムのプロリーグでプレーしていました。

ジョナサン・アン・ジューザンは、カレッジでの活躍を経て、NBAで着実に成長を続けている注目の選手です。

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