ジョン・ウタカ

ジョン・チュクウディ・ウタカは、1982年1月8日生まれ、ナイジェリア出身の元サッカー選手です。ポジションはフォワード（主にセンターフォワード）を務めていました。元ナイジェリア代表選手であり、国際舞台でも活躍しました。

実弟であるピーター・ウタカもプロサッカー選手として活躍しています。

経歴

1997年、ウタカは母国のクラブ、エヌグ・レンジャーズでプロとしてのキャリアをスタートさせました。その後、エジプトの強豪クラブであるイスマイリーSCに移籍。ここでは、CAFカップ（アフリカサッカー連盟カップ）で得点王に輝き、チームを準優勝に導く活躍を見せました。

翌年にはカタールのアル・サッドへ移籍し、ここでの活躍がヨーロッパのクラブ、RCランスの目に留まりました。2002年、ウタカはヨーロッパへの移籍を果たし、同年にはナイジェリア代表としてデビュー。日韓ワールドカップのメンバーにも選出されています。

ランスでは当初、目立った成績を残すことができませんでしたが、2004-2005シーズンにはリーグ戦で12得点を挙げて復調。その活躍が認められ、翌シーズンにはスタッド・レンヌへ引き抜かれました。2006年には、アフリカネーションズカップに出場。得点こそなかったものの、主力選手としてプレーし、チームの3位入賞に貢献しました。

2007年には、700万ポンドの移籍金でポーツマスFC（イングランド）へ移籍。その後も、フランス、トルコ、中国、エジプトなど、様々な国のクラブでプレーしました。2017年には、エジプトのアスワンSCへ移籍しています。

2010年には、南アフリカで開催されたFIFAワールドカップのナイジェリア代表メンバーにも選出されています。

代表歴

2002 FIFAワールドカップ ナイジェリア代表
2010 FIFAワールドカップ ナイジェリア代表

国際Aマッチでは、49試合に出場し、6得点を記録しました（2001年-2012年）。

プレースタイル

スピードと得点感覚に優れたフォワードで、最前線でのチャンスメイクや得点能力の高さを活かしたプレーが持ち味でした。また、献身的なプレーでチームに貢献できる選手でもありました。

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