ジョン・デニー

ジョン・デニー: MLB投手の軌跡

ジョン・デニー（John Allen Denny）は、1952年11月8日生まれのアメリカ合衆国アリゾナ州出身の元メジャーリーグ投手です。右投右打のデニーは1970年にセントルイス・カージナルスからドラフト29巡目で指名され、メジャーリーグでのキャリアをスタートさせました。

メジャーデビューと成績の向上

デニーは1974年9月12日にメジャーデビューを果たし、以後数年にわたり実績を積み重ねていきます。特に1976年には、11勝を挙げ、防御率2.52を記録。この年には最優秀防御率のタイトルを手にしました。翌1978年も14勝をマークし、投手としての評価をさらに高めました。

1979年にはボビー・ボンズとのトレードでクリーブランド・インディアンスに移籍し、その後1982年にはフィラデルフィア・フィリーズへと転籍します。

1983年の活躍

デニーのキャリアの中で最も輝かしい年は1983年です。この年、彼は19勝6敗、防御率2.37という素晴らしい成績を収め、最多勝利を獲得しました。また、この年の活躍によりサイ・ヤング賞も受賞しました。特にワールドシリーズでは第1戦に先発し勝利投手となるも、残念ながらフィリーズはシリーズを1勝4敗で終えました。

引退までの道のり

その後、1985年にシンシナティ・レッズに移籍しましたが、足首の怪我に悩まされ続ける日々が続きました。これにより、彼の成績は徐々に影響を受けるようになり、1986年に現役を引退する決断を下しました。

通算成績とタイトル

引退時の通算成績は325試合登板、123勝108敗、1146奪三振、防御率3.59と、堅実な成績を残しています。デニーが残した功績の中で特に注目すべきは、1983年の最多勝利と、その年に受賞したサイ・ヤング賞です。また、同年にはカムバック賞も受賞しており、その実力を証明しました。

まとめ

ジョン・デニーは、メジャーリーグの歴史の中で名を刻んだ投手であり、彼の業績は後世に語り継がれることでしょう。実力に裏打ちされた成績と、いくつかの名誉あるタイトルは、彼がいかに素晴らしい選手であったかを物語っています。

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