ジョン・バーンズ (サッカー選手)

ジョン・チャールズ・ブライアン・バーンズ

ジョン・チャールズ・ブライアン・バーンズ（John Charles Bryan Barnes MBE）は、1963年11月7日にジャマイカのキングストンで誕生した元イングランド代表サッカー選手で、現在はサッカー指導者やTVコメンテーター、評論家として活動しています。バーンズは主にミッドフィールダーのポジションで、その技術とスピードを活かして多くのサッカーファンに愛されてきました。

クラブでのキャリア

ワトフォードでの活躍

1979年にワトフォードFCに加入し、1981-82シーズンには17歳でプロデビューを果たしました。彼はクラブの1部リーグ昇格に大いに貢献し、翌1982-83シーズンには昇格初年で10ゴールを挙げ、リーグ2位に導きました。在籍中は毎年二桁ゴールを達成し、公式戦では296試合で85ゴールの成績を残しています。

リヴァプールでの成功

1987年にリヴァプールFCに移籍し、ホームデビュー戦で早速初ゴールを叩き出しました。1987-88シーズンにはリーグ戦で15ゴールを挙げ、FWA年間最優秀選手賞を受賞。その後も活躍を続け、特に1988-89シーズンにはFAカップ決勝で勝利へ貢献し、1990-91シーズンにおいてもリーグ制覇を達成。リヴァプール在籍中には407試合に出場し107ゴールをマークし、2度のリーグ優勝、FAカップ2度、EFLカップなど多くのタイトルを手にしました。

ニューカッスル移籍とその後

1997-98シーズン途中にニューカッスル・ユナイテッドFCに移籍しますが、監督が代わると構想外となり、後にチャールトン・アスレティックFCへ移籍。しかし、その年のリーグで18位に沈み、クラブは降格。バーンズはこの年に現役を引退しました。

代表歴

バーンズはジャマイカ出身ながら、イングランド代表を選択しました。1983年に北アイルランド戦で代表デビューを果たし、1984年にはブラジル戦で初ゴールを記録。その後の1986 FIFAワールドカップでは準々決勝まで出場の機会はありませんでしたが、アルゼンチン戦ではアシストを記録しています。また、1990 FIFAワールドカップやUEFA欧州選手権1988にも参加し、コロンビア戦が最終の代表戦となりました。

引退後の活動

引退後は指導者としてもキャリアを築き、セルティックFCではコーチを務めるとともに、ジャマイカ代表の監督としても活動。2005年にはイングランドサッカー殿堂への選出を果たし、彼のサッカー界への貢献は広く認識されています。バーンズの経歴は、サッカーだけでなく、スポーツ界全体での影響力を持つ重要な存在であることを物語っています。

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