ジョン・マッケンタイア

ジョン・マッケンタイア (John McEntire)

ジョン・マッケンタイアは、1970年4月9日アメリカ合衆国オレゴン州ポートランドで生まれた、ドラマー、マルチインストゥルメンタリスト、音楽プロデューサー、レコーディング・エンジニアです。イリノイ州シカゴにある録音スタジオ「Soma Electronic Music Studios」のオーナーとしても知られています。

来歴

音楽キャリアはドラムから始まり、大学ではパーカッションを専攻。その後、ミュージック・コンクレートへの興味から電子音楽へと傾倒していきます。1988年には、マーク・エドワーズが中心となるプロジェクト、マイ・ダッド・イズ・デッドに参加しドラマーを務めます。マイ・ダッド・イズ・デッドはバストロとツアーを行い、その縁からマッケンタイアはバストロにも加入しました。

バストロでの活動後、盟友であるデイヴィッド・グラブスとバンディ・K・ブラウンのユニット、ガスター・デル・ソルのレコーディングに参加。さらに、イリノイ州シカゴを拠点として、トータスとザ・シー・アンド・ケイクを結成し、1994年にはそれぞれのバンドからファースト・アルバム『Tortoise』と『The Sea and Cake』がリリースされました。以降、マッケンタイアは両バンドでの活動を継続していきます。

1998年には、ブラーの日本企画アルバム『バスティン+ドローニン』にリミックスで参加。同年には、彼が音楽を担当したアメリカ映画『リーチ・ザ・ロック』（監督：ウィリアム・ライアン）が公開されています。

2007年には、トータスのメンバーであるダン・ビットニーやジョン・ヘーンドンと共に結成したバンド、Bumpsとして、ヒップホップ・レーベルStones Throwからアルバムを発表しました。

音楽プロデューサー、レコーディング・エンジニアとしても幅広い活動を展開しており、バストロ、トータス、ザ・シー・アンド・ケイクのメンバーの関連作品のみならず、ステレオラブ、GREAT3、ブロークン・ソーシャル・シーンなど、国内外の様々なアーティストの作品に携わっています。

ディスコグラフィ

バストロ

Diablo Guapo（1989年）
Sing the Troubled Beast（1991年）
Antlers: Live 1991（2005年）

ガスター・デル・ソル

The Serpentine Similar（1993年）
Crookt, Crackt, Or Fly（1994年）
Upgrade & Afterlife（1996年）
Camoufleur（1997年）

トータス

(割愛)

ザ・シー・アンド・ケイク

(割愛)

ソロ・アルバム

Reach the Rock: Music from the Motion Picture（1999年）

Bumps

Bumps（2007年）

その他の参加作品

アイソトープ217° - ユートニアン・オートマティック (1999) - エンジニアリング、ミキシング
イレヴンス・ドリーム・デイ - エイス (1997) - エンジニアリング、ミキシング、演奏
ジム・オルーク - バッド・タイミング (1997) - 演奏
GREAT3 - When you were a beauty (2002) - プロデュース、エンジニアリング、ミキシング、演奏
ステレオラブ - エンペラー・トマト・ケチャップ (1996) - プロデュース、エンジニアリング、ミキシング、演奏
ブラー - バスティン+ドローニン (1998) - リミックス参加
ブロークン・ソーシャル・シーン - Forgiveness Rock Record (2010) - プロデュース、エンジニアリング、ミキシング、演奏

...他多数

外部リンク

* ジョン・マッケンタイア - Discogs

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