ジョン・リーバー

ジョン・リーバーのプロフィールと経歴

ジョン・リーバー（本名：ジョナサン・レイ・リーバー）は、1970年4月2日にアメリカのアイオワ州カウンシルブラフスに生まれたプロ野球選手です。主に投手としてメジャーリーグベースボール（MLB）で活動しました。

プロ入りまでの道のり

リーバーは1991年、シカゴ・カブスからドラフト9巡目で指名を受けましたが、その際は契約を結びませんでした。翌年、カンザスシティ・ロイヤルズからドラフト2巡目に選出され、プロ入りを果たしました。1993年7月31日にはスタン・ベリンダとのトレードにより、ピッツバーグ・パイレーツに移籍します。

メジャーデビューとピーク時代

リーバーは1994年5月15日にメジャーデビューを果たし、パイレーツで5年間を過ごしました。彼のキャリアの中で特に光り輝く時期は、1998年にシカゴ・カブスにトレードされた後のことです。カブスに移籍した年の2000年には、リーグ最多タイの35試合に先発し、251イニングを投げ抜きました。これにより、12勝と192奪三振を記録し、自己最高の成績を達成しました。

さらに、2001年にはオールスターに初選出され、20勝を達成しました。この年、彼はサイ・ヤング賞の投票でも4位に入るなど、名実ともにトップクラスの投手としての地位を確立しました。

傷害と復帰

しかし、リーバーのキャリアは順風満帆ではありませんでした。2002年にはトミー・ジョン手術を受けることになり、2003年8月までの復帰は難しいと予想されていました。にもかかわらず、リーバーは同年1月にニューヨーク・ヤンキースと2年契約を結びましたが、メジャーでの登板は無く、マイナーリーグでの登板のみでシーズンを終えました。

2004年には復帰を果たし、メジャーでチーム最多タイの14勝を挙げました。この年にはフィラデルフィア・フィリーズに移籍し、契約額は3年で2100万ドルという高額です。ここでは、2005年に17勝を記録し、彼のキャリアの中で最も安定したパフォーマンスを維持しましたが、その後は勝ち星が減少していきました。特に2007年には、シーズン終盤に右足の手術を受ける事態となります。

現役引退

リーバーは2008年1月に再びカブスと契約を結び、リリーフ投手として活躍しましたが、シーズン終了後には現役を引退することを決定しました。

印象的な出来事

2001年5月24日には、対シンシナティ・レッズ戦での1安打完封勝利が非常に印象深い試合です。この試合での投球数は78球であり、完封勝利を達成した選手の中では、1988年以降最も少ない投球数での記録となりました。

まとめ

ジョン・リーバーは、そのキャリアを通じて数々の困難に立ち向かいながらも、多くの成功を収めた投手でした。彼のストーリーは、野球界における復活と挑戦の象徴とも言えるでしょう。

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