ジョーイ・ギャロ (野球)

ジョセフ・ニコラス・ギャロについて

ジョセフ・ニコラス・ギャロ（Joseph Nicholas Gallo）は、1993年11月19日生まれのアメリカ合衆国ネバダ州ヘンダーソン出身のプロ野球選手です。彼は主に外野手や内野手としてプレーし、右投左打のスタイルを持っています。現在はメジャーリーグベースボール（MLB）のワシントン・ナショナルズに属しています。また、愛称は「ピコ・デ・ギャロ」（Pico De Gallo）と呼ばれています。

経歴

プロ入りとレンジャーズ時代

ギャロは、2012年のMLBドラフトでテキサス・レンジャーズに1巡目追補の39位で指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。デビュー年はアリゾナリーグでプレーし、その後A-級のスポケーン・インディアンスでも出場。2球団での59試合で打率.272、22本塁打、52打点、6盗塁を記録しました。次のシーズンは、さらに成績を伸ばし、ルーキー及びA級で合計111試合に出場。特に、40本塁打、88打点と素晴らしい数字を記録し、10代での40本塁打は51年ぶりの記録として注目されました。

2014年にはA+級、AA級での試合に出場し、126試合で42本塁打、106打点をマーク。7月にはオールスター・フューチャーズゲームでMVPに選ばれるなど、その年のパフォーマンスは非常に目を引くものでした。2015年にはAA級での開幕後、メジャーに昇格し、初試合で3安打1本塁打を記録。華々しいデビューを果たしますが、シーズン終了時の成績は打率.204、6本塁打、14打点と期待された数字には及びませんでした。以降のシーズンは主にマイナーリーグで経験を積みますが、2017年には145試合に出場し41本塁打を記録しました。

ヤンキース時代

2021年7月29日、ギャロはニューヨーク・ヤンキースへトレードされました。2022年は82試合に出場しましたが、成績は打率.159、12本塁打と振るわず、オフにはロサンゼルス・ドジャースに移籍します。

ドジャースからツインズ、ナショナルズへ

ドジャースではフルシーズンの活躍が期待されましたが、2022年のシーズン終了後にフリーエージェントとなります。2022年12月20日にはミネソタ・ツインズと契約を結び、2023年には新たにワシントン・ナショナルズと契約を結びました。

選手としての特徴

ギャロは、特にアッパースウィングで知られている長距離打者であり、毎年30本以上の本塁打を記録する力があります。ただし、低打率と三振も多く、2021年には213三振を記録し両リーグワーストとなりました。しかし彼の選球眼は非常に優れており、111四球を記録したことで、出塁率が打率を大きく上回る特異なシーズンを送りました。

守備面では、肩の力が非常に強く、投手としても90マイル以上の球速を記録した経験があります。これらの能力により、さまざまな守備位置で活躍できる選手として注目されています。彼の今後のキャリアから目が離せません。

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