ジョーダン・モリス

ジョーダン・モリス

ジョーダン・ペリー・モリス（Jordan Perry Morris, 1994年10月26日 - ）は、アメリカ合衆国シアトル出身のサッカー選手。
シアトル・サウンダーズFCに所属し、アメリカ代表としても活躍するフォワード（ウィング）の選手です。名門スタンフォード大学出身。

経歴

キャリア初期

高校時代からシアトル・サウンダーズFCのユースチームに所属し、卒業後は難関大学として知られるスタンフォード大学に進学。同大学のサッカー部で才能を開花させました。2014年8月には、大学生ながらアメリカ代表に初選出。2015年にはNCAA男子ディビジョンIサッカーチャンピオンシップで優勝を果たしました。

2016年1月、ドイツのヴェルダー・ブレーメンからトライアルのオファーを受けましたが、アメリカでのプレーを希望したため帰国を決断しました。

シアトル・サウンダーズ

2016年1月、ユース時代を過ごしたシアトル・サウンダーズFCとプロ契約。2月23日、CONCACAFチャンピオンズリーグのクラブ・アメリカ戦でプロデビューを飾りました。4月16日のMLS・フィラデルフィア・ユニオン戦でプロ初ゴールを記録。このシーズン、12得点を挙げ、スティーヴ・ザクアニが保持していた新人最多ゴール記録を更新。チームのMLSカップ制覇に大きく貢献し、自身も年間最優秀新人選手に選ばれました。

2018年2月22日、CONCACAFチャンピオンズリーグ・サンタ・テクラFC戦で右膝前十字靭帯を断裂し、シーズンを棒に振りましたが、同年12月にはクラブとの契約を延長。
2019年3月3日のFCシンシナティ戦で復帰し、2得点を挙げて4-1での勝利に貢献。10月19日のMLSカップ・FCダラス戦では自身初のハットトリックを達成しました。

2020年シーズンはMLSで10得点を記録し、ラウル・ルイディアスやニコラス・ロデイロらと共に年間ベストイレブンに選出。自身2度目となるMLSカップ優勝も経験しました。

2021年1月22日、EFLチャンピオンシップのスウォンジー・シティAFCにシーズン終了までの期限付き移籍。クラブの攻撃陣の補強として期待され、買取オプションも付帯していました。

代表

2013年5月、U-20アメリカ合衆国代表としてトゥーロン国際大会に参加。

2014年8月には、スタンフォード大学在学中にアメリカA代表に初招集され、同年11月のイスラエル戦でフル代表デビューを果たしました。

2015年4月15日のメキシコとの親善試合で代表初ゴールを記録。2017 CONCACAFゴールドカップでは3得点を挙げ、大会制覇に貢献しました。

2022年、2022 FIFAワールドカップカタール大会に出場するアメリカ代表メンバーに選出され、2試合に出場しました。

代表歴

2022 FIFAワールドカップ アメリカ代表
国際Aマッチ：55試合11得点（2014年 - ）

人物

1型糖尿病患者であることを公表しており、基金を設立して支援活動を行っています。同じ病気と闘う人々を勇気づけるため、腕に「T1D」のタトゥーを入れています。

父親のマイケル・モリスは、シアトル・サウンダーズのクラブドクターを務めています。

タイトル

スタンフォード大学

NCAA男子ディビジョンIサッカーチャンピオンシップ: 2015
パシフィック12カンファレンス: 2015

シアトル・サウンダーズ

MLSカップ: 2016, 2019

アメリカ合衆国代表

CONCACAFゴールドカップ: 2017

個人

ハーマン・トロフィー: 2015
MLSルーキーオブザイヤー: 2016
* MLSベストイレブン: 2020

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