ジョー・ハドソン (捕手)

ジョゼフ・ハドソン：挑戦を続けるプロ野球捕手の軌跡

ジョゼフ・タデウス・ハドソン（Joseph Thaddeus Hudson）は、1991年5月21日、アメリカ合衆国フロリダ州タンパに生まれました。右投右打の捕手として、MLBの舞台を目指し、様々な球団でプレーしてきました。現在はアトランタ・ブレーブス傘下に所属し、メジャーリーグ昇格を目指しています。

プロ入りからレッズ傘下時代

ハドソンは、2012年のMLBドラフトでシンシナティ・レッズから6巡目（全体202位）で指名され、プロのキャリアをスタートさせました。2013年には、A級デイトン・ドラゴンズでプロデビューを果たし、87試合に出場。打率.247、1本塁打、27打点、3盗塁を記録しました。その後も、A級デイトン、A+級ベーカーズフィールド・ブレイズで着実に経験を積み、2015年にはA+級デイトナ・トーテュガスで7本塁打を放つなど、成長を見せました。

2016年からはAA級ペンサコーラ・ブルーワフーズでプレー。しかし、打撃面では苦戦し、2017年もAA級ペンサコーラでプレーしましたが、打率は.171にとどまりました。2018年にはAAA級ルイビル・バッツで16試合に出場しましたが、大きな活躍は見られませんでした。

エンゼルスでのメジャーデビュー

2018年6月30日、ハドソンは金銭トレードでロサンゼルス・エンゼルスへ移籍。傘下のAA級モービル・ベイベアーズ、AAA級ソルトレイク・ビーズでプレーした後、9月4日にエンゼルスとメジャー契約を結び、アクティブ・ロースター入りを果たしました。そして、9月8日のシカゴ・ホワイトソックス戦でメジャーデビュー。9回表1・2塁の場面で代打として出場し、二塁ゴロの間に二塁走者が本塁に生還したことで、初打点を記録しました。9月19日のオークランド・アスレチックス戦では、ブレット・アンダーソンからメジャー初安打を放ちました。

エンゼルスでは8試合に出場し、打率.167、1打点を記録。しかし、レギュラーシーズン終了後の10月26日にDFAとなり、40人枠外、FAとなりました。

カージナルス、マリナーズでの挑戦

2018年11月19日、ハドソンはセントルイス・カージナルスとマイナー契約を結び、2019年のスプリングトレーニングに招待選手として参加しました。2019年は開幕から傘下のAAA級メンフィス・レッドバーズでプレーし、60試合に出場して打率.223、10本塁打、30打点を記録。9月1日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りを果たしましたが、オフにマイナー契約となり、FAとなりました。

2020年1月22日には、シアトル・マリナーズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加。7月23日にメジャー契約を結んで40人枠入りを果たしました。しかし、レギュラーシーズン終了後に再びマイナー契約となり、FAとなりました。

パイレーツ、そしてブレーブスへ

2021年1月25日、ハドソンはピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加しましたが、メジャー昇格は叶いませんでした。その後、アトランタ・ブレーブスと契約し、現在に至ります。

ジョゼフ・ハドソンは、決してエリート街道を歩んできた選手ではありません。しかし、彼は諦めずに、常に上を目指して挑戦を続けています。その姿勢は、多くの人々に勇気を与えてくれるでしょう。今後の彼の活躍に期待しましょう。

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