ジ・ウィンガー

概要


ジ・ウィンガー（本名：岡野 隆史）は、1973年5月5日に生まれた日本のプロレスラーです。彼のキャリアは多岐にわたり、数々の団体で名を馳せてきました。

デビューと初期の活動


ジ・ウィンガーは1992年8月2日に千葉県船橋市の船橋オートレース場でプロレスデビューを果たしました。この大会はW★ING主催のもので、彼はジ・アイスマンとタッグを組み、ヘッドハンターズと対戦しました。その後、彼はW★INGを去り、1994年にはI.W.A.JAPANに参戦。おおよそ2年間、彼は同団体でリングに上がりました。

大日本プロレスへの参戦


1997年からは大日本プロレスに参加し、その間に数年間、素顔の岡野 隆史としても試合に出場することがありました。1998年にはシャドウ・ウィンガーとして活動を再開し、BJW認定タッグ王座を獲得しました。さらに1999年にはBJW認定ジュニアヘビー級王座も手に入れました。特筆すべきは、コンバット・ゾーン・レスリング（CZW）でトレント・アシッドとの対戦に勝利し、CZW世界ジュニアヘビー級王座も獲得したことです。

フリーとその後の活動


2002年には再度BJW認定ジュニアヘビー級王座を手に入れ、その後2005年からはフリーランスとして活動しています。2006年からはアパッチプロレス軍、続いてプロレスリングFREEDOMSに所属しつつ、大日本にもスポット参戦を行っていました。
また、同年にはBRAVESというプロレス団体のゼネラルマネージャーにも就任し、プロレス界における影響力を拡大していきました。

記念大会と自主興行


2012年11月23日、レスラー生活20周年を記念した興行『自由人バンザイ』を新木場1stRingで開催。続いて2014年には自身プロデュースの興行を横浜にぎわい座で行い、KFCタッグ王座戦ではグレート小鹿会長とコンビを組み、初代王座を獲得しました。2016年にはデビュー25周年を祝い、大規模な記念大会を行いました。
2017年にはFREEDOMSとの契約が切れ、自由契約となりました。

スタイルと得意技


学習院中・高等科出身である彼のファイトスタイルは、「頭脳的省エネ殺法」とも称され、相手を痛めつけることなく3カウントを取ることを重視しています。このスタイルは、多くのファンから「学習院スタイル」と呼ばれ親しまれています。代表的な技にはオキャノンボムがあり、そのパフォーマンスは観客を魅了しています。

タイトル歴


彼のこれまでのキャリアでは、様々なタイトルを獲得しています。主なものには、

エピソードと人柄


彼のマスクデザインは毎試合異なり、一貫性がありません。しかし、試合中にマスクを外すことが稀にあり、その際には素顔でリングに上がっていた頃の名前でファンから呼ばれます。また、女子プロレスラーとの対戦においては、独自のスタイルが時に危険視されます。
さらに、彼は「会場には絶対遅刻をする」と言われるほど、日常的には遅刻が多いようです。

このように、ジ・ウィンガーはプロレス界において独特の存在感を放ち続けています。彼のキャリアは多くのファンの心に深く刻まれており、今後もその活躍から目が離せません。

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