スクムウィット線

スクムウィット線

スクムウィット線は、タイの首都バンコクを走る高架鉄道、通称スカイトレイン（BTS）を構成する主要な路線の一つです。路線は「ライトグリーンライン」とも呼ばれており、バンコクの都市部を東西に横断しています。運営はバンコク大衆輸送システム社（BTS）が行っています。

概要

スクムウィット線は、標準軌（1,435mm）を採用し、直流750Vの第三軌条方式で電化されています。全列車が4両編成で運行され、同じBTSの路線であるシーロム線とはサイアム駅で接続しています。両線間での営業列車の相互乗り入れは行われていませんが、車両の仕様は共通であり、シーロム線の車両はサイアム駅の連絡線を通ってスクムウィット線に回送されます。

歴史

スクムウィット線は、1999年12月5日に最初の区間が開業しました。その後、段階的に延伸を続け、以下の区間が開業しています。

1999年12月5日：モーチット駅 - オンヌット駅間
2011年8月12日：オンヌット駅 - ベーリング駅間
2017年4月3日：ベーリング駅 - サムロン駅間
2018年12月6日：サムロン駅 - ケーハ駅間
2019年8月9日：モーチット駅 - ハーイェーク・ラプラオ駅間
2019年12月4日：ハーイェーク・ラプラオ駅 - カセサート大学駅間
2020年6月5日：カセサート大学駅 - ワット・プラシーマハタート駅間
2020年12月16日：ワット・プラシーマハタート駅 - クーコット駅間

車両

スクムウィット線で運行されている車両は、すべて4両編成です。シーロム線で使用されている車両と共通の仕様となっており、車両のメンテナンスや運用において相互に連携が可能です。

今後の計画

現在、以下の区間の延伸が計画されていますが、着工時期は未定です。

クーコット駅 - ウォンウエーンロープノークタワンオーク駅間
ケーハ駅 - バンプー駅間

参考文献

『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』（柿崎一郎著、京都大学学術出版会、2010年）

関連項目

バンコク・メトロ
タイ国有[[鉄道]]

外部リンク

Bangkok Mass Transit System Public Company Limited. オフィシャルサイト

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