スコット・サンダーランド (1988年生の自転車選手)

スコット・サンダーランド：オーストラリアの自転車競技選手

スコット・サンダーランド（Scott Sunderland、1988年3月16日 - ）は、オーストラリア、西オーストラリア州ブセルトン出身の自転車競技選手です。主にトラックレースで活躍していますが、近年はロードレースにも積極的に参加しています。

トラックレースでの輝かしい実績

サンダーランドは、ジュニア時代からその才能を発揮し、数々のタイトルを獲得してきました。

2004年：オセアニア競技大会ジュニア部門で、チームスプリント、1kmTT、スプリントの3冠を達成。
2005年：ジュニア世界選手権自転車競技大会で、チームスプリントと1kmTTで3位入賞。
2006年：オーストラリア選手権ジュニア部門で、1kmTT、スプリント、チームスプリントの3冠を達成。ジュニア世界選手権自転車競技大会では1kmTTで優勝、スプリントで2位。
2006年：オセアニア競技大会では、1kmTTで優勝、チームスプリントでも優勝。
2007年：オセアニア自転車競技選手権大会1kmTTで優勝。
2008年：UCIトラックワールドカップ2007-2008ロサンゼルス大会1kmTTで優勝。
2008年：UCIトラックワールドカップ2008-2009メルボルン大会チームスプリントで優勝。
2010年：オーストラリア選手権ケイリンで優勝。コモンウェルスゲームズでは1kmTTとチームスプリントで優勝。
2012年：世界選手権チームスプリントで優勝。

特に2012年の世界選手権チームスプリントでは、シェーン・パーキンス、マシュー・グレーツァーとのチームで、予選首位通過のフランスを1000分の1秒差で下しての劇的な優勝でした。同年のロンドン五輪では、チームスプリントで4位入賞を果たしています。

ロードレースへの挑戦

2014年頃からロードレースにも進出し、2015年より本格的に参戦しています。2017年には、以下のレースでステージ優勝を飾るなど、ロードレースでもその実力を発揮しています。

ツアーオブハンガリー：2つのステージで優勝
ツアーオブコリア：1つのステージで優勝
ツアーオブグレートサウスコースト：4つのステージで優勝
ツアーオブチャイナ2：1つのステージで優勝
ツアー・ド・ランカウイ：1つのステージで優勝

その他

2011年には、競輪選手短期登録免許を取得し、日本の競輪競走に出場する予定でしたが、東日本大震災の影響で来日が中止となりました。

まとめ

スコット・サンダーランドは、トラックレースで数々の実績を残し、近年はロードレースでも活躍の場を広げている、今後の活躍が期待される選手です。

出典: サイクリングアーカイヴス, Olympedia

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